文学部コミュニケーション学科2018年度秋期特別入試「基礎力調査」について

文学部コミュニケーション学科の秋期特別入試「基礎力調査」においては、事前に大まかな出題範囲・テーマ、参考図書等を紹介し、試験当日は、参考図書等を読むことで得た知識やテーマについて考えてみたことなどを手掛かりに解答します。
2018年度は、下記のテーマで試験を行うことになりました。あわせて、テーマに関連した参考図書を紹介します。

 インターネット上には、偽ニュースが多いことがよく知られています。つい最近も、SNSを運営する会社が偽ニュースを締め出す取り組みを始めたことが報道されました。これは、増えつづける偽ニュースに対して何らかの対策が求められたためです。その対策がうまく機能するのかまだわかりませんが、2016年にイギリスのBBCニュースが「ポスト真実の時代」が到来したと宣言したことと深い関係があります。「ポスト真実の時代」とは、自分たちが信じたいものが真実に勝ることの多い時代を指す表現です。そして、この時代においては、偽ニュースを通じて、他者への嫌悪が増幅されることもあります。
 その一方、ネット社会の到来は、実に多くの人々を様々な情報につなげ参加を促してきました。より多くの人々がここに参加するため、民主主義が加速するとも考えられています。実際、SNSを通じて、必要な情報にアクセスし、なんらかの市民活動に参加している人々もいます。また、見知らぬ人々とのコミュニケーションも頻繁に生まれるようになりました。メディア研究者マーシャル・マクルーハンがかつて表現したように、「地球村(Global Village)」が実現しつつあると言えるのかもしれません。

テーマ

ネット社会におけるコミュニケーション ―参加のあり方について考える―

参考図書

大向一輝&池谷瑠絵『ウェブらしさを考える本~つながり社会のゆくえ~』(丸善ライブラリー、2012年)
森健『グーグル・アマゾン化する社会』(光文社新書、2006年)

以 上