この記事の執筆は ”文学部”です

日本語日本文学科が国文学会大会を開催しました!

2018年7月9日(月)に日本語日本文学科では恒例行事となっている国文学会主催の国文学会大会を開催しました。

会長の勝田耕起先生の開会挨拶に続く総会では、昨年度の活動、本年度の活動計画と予算案、そして日本文学研究会の活動について国文学会役員のそれぞれ担当代表学生から報告が行われました。

研究発表会では、大学院博士後期課程3年生の佐藤洋美さんの研究発表(発表題目は「中納言の代作 ―『源氏物語』「常夏」巻における近江の君への返歌をめぐって―」)がありました。続いては今年度着任された、宋晗先生による「ミニ講演会」(講演題目は「学者文人の憂鬱 ―平安朝漢文学における自分の輪郭―」)をうかがいました。発表と講演を聴いた学生たちは次のような感想を寄せています。「様々な知識を持っていると、さらに楽しんで聞くことができるのだろうなと思った。学ぶということの大切さを知ることができた。」(1年YM)「書斎は道真の大切な場所だったのに友人や学生に台無しにされてしまうというのはとても悲しいことだと思いました。また、日常の鬱憤を晴らす手段として書いたものが「方丈記」誕生の呼び水になったと知りとても驚きました。」(1年MM)

プログラムの最後は講演会。今年度は、落語家・柳亭こみち師匠を講師にお招きし、「落語&トーク」のお題で落語とお話を聴くことができました。20分の休憩時間を設け、会場となったキダーホールに赤い毛氈の高座と紫色の寄席座布団が設置され、瞬時に「フェリス亭」が現れました。

今回、落語講演会とした目的は、日本語日本文学科専門科目に今年度より「寄席芸能の世界」が新規開講するため、落語の楽しさに生で触れることができるように、というもの。こみち師匠は登場されると、まず落語そのものについて解説され、そして「もと犬」と「しめこみ」、二つの噺をされました。こみち師匠は出版社勤務の後に、子育てをしつつ女性で初の真打昇進をされた落語家。質問コーナーでは、女性とキャリアという問題にも関心の高い学生たちが落語の内容のほか、女性落語家の苦労や落語家を志した理由などをも聞き出し、盛んな質疑となりました。丁寧にお答えくださったこみち師匠、最後は「恋をしてください!」というフェリス生へのエールをいただきました。落語についての知識を得て、そして楽しませていただいたばかりでなく、将来の長い道のりを途方もなく見つめていた状態だった学生たちにとっては、希望の光まで見せていただいたようでした。こみち師匠に心より感謝です!

最後になりましたが、今回の大会もポスター制作や高座作りの研究とリハーサル、当日の設営、会場の受付や案内、総会準備など、国文学会役員学生が中心となって、しっかり運営することができました。今年度の新入役員は少なかったのですが、大会終了後に何名も加わりました。これも大会の盛会を表しています。今後も学びの場としてはもちろんのこと、フェリス日文の絆を深めるイベントとして、盛大に行っていけるよう願います。

日本語日本文学科 吉田弥生

研究発表会:佐藤 洋美さん
ミニ講演会:宋先生
落語講演会:柳亭こみち師匠