この記事の執筆は ”教務課”です

2018年度学生提案科目:私たちが学びたいこと~自分に合ったファシリテーション・プレゼンテーションとは~

2018年度の学生提案科目「私たちが学びたいこと」は、コミュニケーション学科2年の川上夕貴さんの提案により、「自分に合ったファシリテーション・プレゼンテーションとは」という題目の下、コミュニケーション学科小ヶ谷千穂教授が担当して前期に開講されました。

今日、地域や学校、企業、NPOなどさまざまな場で、人々の参加を促し、新しい解決策を見つけるための対話を進めていくファシリテーションの力が求められています。また、大学の授業やゼミをはじめ、様々な場所で個々人が自らのアイデアや自分自身について積極的かつ効果的に発信していくためのプレゼンテーション能力も必要だ、と言われています。

しかし、こうしたファシリテーションやプレゼンテーションの方法は、場面や参加者の特性によって多岐にわたっており、決して画一的なものではないことは、あまり理解されていません。

本授業では、さまざまなタイプのプレゼンテーションやファシリテーションを実際に受講生が実践する中から、最終的に自分自身にはどのようなプレゼンテーションの方法が向いているのかを発見し、またプレゼンテーションをよりよいものにする上でのファシリテーション/ファシリテーターの役割の重要性についても学びました。

具体的には、プレゼンテーションやファシリテーションの理論を学んだ後に、さまざまなプレゼンテーションの実践(自分自身の紹介、ある人物と自分の関係について、グループ・ワークの成果発表、根拠をもとに他者を説得するアカデミック・プレゼンテーション)を行い、必ず毎回受講生同士でのフィードバックの時間をとって、お互いのプレゼンテーションについてじっくりと講評を行いました。

また、決められた短時間内に議論を回していくファシリテーションのトレーニングも行ったほか、フィリピンから来日したJFC(Japanese Filipino Children)劇団「あけぼの」のみなさんによる演劇ワークショップや、一般社団法人For aの竹田琢さんによる環境デザインのワークショップなども行い、さまざまな角度から新しい「対話」や「アイデアづくり」そして「発信・表現の方法」について学びました。

提案者の川上さんは、「積極的に発言してくれる受講生と少人数で学べたのがよかった。とかく周りに合わせなくてはならない、と思うことが多い中で、“自分らしさ”を各自が探し当てられたのがとてもよかったと思う」「私自身も人前に出ることが苦手で自信がなかったが、今回ファシリテーションの経験を積んで、“人を活かす”ということを知ることができ、有意義だった」と感想を述べています。

受講生からは、学部・学科の垣根を越えて学べたことや、画一的な方法を押し付けられるのではなく、自分の得意なところや苦手なところに気づきながらプレゼンテーションを学べた意義が大きかった、との授業評価を得られました。

学生提案科目は、フェリス女学院大学ならではの学生の自主性を尊重した科目です。
今後もさらに魅力的な「学生提案科目」がどんどん生まれていくことでしょう。

毎回活発に議論が交わされました
演劇ワークショップでのfacial expressionの練習

 

授業改善についてのグループ発表