教育目標・方針

人材養成目的

フェリス女学院大学は、「キリスト教を教育の基本方針となし、学問研究および教育の機関として、女子に高度の教育を授け、専門の学問を教授研究し、もって真理と平和を愛し、人類の福祉に寄与する人物を養成することを目的」(学則第1条)としている。
さらに、2020年の学院創立150周年に向けて作成されたグランドデザイン「Ferris Univ.2020」においては、時代に先駆けて「キリスト教の信仰に基づく女子教育」を志した創立者メアリー・E.キダーの建学の精神を教育の基本方針となし、フェリス女学院の長い歴史の中で育まれてきた教育理念「For Others」を実践し、真理と平和および人類の福祉に寄与するとともに、新しい時代を切り拓くことができる豊かな教養および芸術的・文化的素養を身に付けた女性を育成することを教育の目的・使命としている。
上記の目的を実現するために、本学は以下の能力および知識・技能を修得・涵養し、総合的に活用できる人材を養成することを教育目標とする。

(1)教養および専門的知識・技能
(2)言語運用能力
(3)課題発見・解決能力
(4)コミュニケーション能力
(5)他者との協働・共生力
(6)新しい価値の創造力

三つのポリシー

フェリス女学院大学は、人材養成目的の実現のため、以下の能力を修得し、卒業要件を満たした者に対して学位を授与する。

1. 基本的教養および専門分野における様々な知識・技能を修得し、活用する能力。
2. 高度な外国語運用能力および専門的な日本語運用能力。
3. 批判的な思考力と高い倫理性をもとに、自ら課題を発見・解決し、現代社会に存在する諸問題に対処する能力。
4. 他者と効果的にコミュニケーションを図り、自己を的確に表現し発信する能力。
5. 多様な文化・価値観をもつ他者を理解し、他者のために働き、他者と共生する能力。
6. 進取の気性に富み、伝統を尊ぶ精神をもち、新しい価値を創造する能力。

フェリス女学院大学は、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる知識・技能などを修得させるために、次のような方針でカリキュラムを編成している。

1. 教養および専門的知識・技能を修得させるために、共通科目・専門科目およびその他必要とする科目を体系的に編成し、講義・演習・実習を適切に組み合わせた授業を開講する。
4年間を通して学修の基礎となる共通科目として、必修科目「キリスト教」を中心に、「知のフロンティア科目」、「実践教養科目」、「フェリス教養講義科目」、「健康・スポーツ科目」、「語学科目」、「留学生科目」を開設し、「全学教養教育機構(CLA)」のもとに置く。また、実践的教養を深めることを希望する学生のために「Ferris+ 実践教養探求課程」を置く。
専門科目に関しては、各学部学科に、専門分野の中核となる知識・技能を体系的に学修できるよう科目を適切に配置する。
科目間の関連や科目内容の難易度を表現するナンバリングを行い、カリキュラムの構造を分かりやすく示すためにカリキュラムマップを作成する。また、学生一人ひとりが主体的な学びができるよう適切なアドバイスを行う。
2. 各学生が、必要とする言語運用能力を身に付けるために、多彩な語学科目、語学コースを置く。語学科目には、「英語」、「初習外国語」、「教養外国語」、「日本語」からなる4つの科目群(10言語)を置き、学生が自らの希望に応じて選択することを可能とする。また、語学コースには、「インテンシブ・コース」、「スタンダード・コース」、「2か国語履修コース」を置く。
3. 新しい時代を切り拓くことを可能とする課題発見・解決の方法を修得させるために、1年次から4年次まですべての年次に、批判的な思考を培う少人数編成の演習科目を配置する。
4. 研究・就業・生活などで必要とされるコミュニケーション能力を身に付けるために、各演習科目、学外での実習科目およびアクティブ・ラーニング型の演習科目など、インタラクティブな授業を置く。
5. 他者と協働・共生できる力を身に付けるために、異なる文化や、多様な社会的価値観をもつ他者を理解し、幅広い視野をもつための授業を置く。
6. 分析力・理解力・表現力を高め、新しい価値を創造する能力を身に付けるために、各専門分野の専門的知識・技能を修得させる、双方向的かつ少人数の授業や各種演習科目を置く。

最終学年では、卒業論文・卒業制作・卒業プロジェクト・卒業演奏などの形で、学生は4年間の学びを総括する。
各科目の授業のシラバスには、受講生に求める課題や学修内容、事前・事後学修の内容等を記載するとともに、評価方法・評価基準についても明記する。また、成績評価については、厳正な評価を行うことを目的としてガイドラインを設け、このガイドラインを公表する。
なお、本学では、全学部を対象とした学修行動調査や授業アンケート、学生満足度調査などを実施することにより、本学の教育の現状を定量的・定性的に把握し、学修の成果を測定する。

本学の建学の精神および教育理念を理解し、入学を志願する者が、個性と得意分野を活かして受験できるよう多様な入試制度を設けて選抜を行い、基礎的能力と学修意欲をもつ者を受け入れる。
入学試験では、知識・技能、思考力・判断力、表現力等の能力、主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度を評価の対象としている。

各学部・研究科の人材養成目的と三つのポリシーについてはこちらからご覧ください

フェリス女学院大学の教育・研究活動の方針

建学の精神である「キリスト教の信仰に基づく女子教育」及び学院の長い歴史の中でモットーとしてきた教育理念「For Others」に基づき、「フェリス女学院大学の教育・研究活動の方針」を制定し、本学の様々な活動の更なる向上を図っていきます。 「フェリス女学院大学の教育・研究活動の方針」は、建学の精神及び教育理念のもとに置かれ、かつ大学の中期目標・中期計画・事業計画等の策定の指針となります。また、自己点検及び評価の際には、この方針に基づいて教育・研究活動の向上及びその活性化を目指してまいります。

1.学生支援方針
本学は、安心・安全な学生生活を保障し、学生が支障なく、かつ、より充実した大学生活を送ることができるように、以下の支援を行う。
修学に関しては、学生に対する経済支援、障がいを持つ学生への支援、円滑な学生生活を可能にするための情報提供をなす。生活に関しては、学生の心身両面での健康の保持・増進、学生の人権の擁護、豊かな人間性を涵養する課外活動を推進する。進路に関しては、自主的なキャリア選択を可能にする、一人ひとりに則した就職・キャリア形成のための支援を行う。海外交流に関しては、留学を志す学生及び受け入れ留学生に対する総合的な支援を行う。
2.大学として求める教員像及び教員組織の編成方針
本学は、建学の精神及び教育理念を理解し、変化する社会に対応できる資質を有し、優れた教育力と研究能力を兼ね備えた人材を求める。
教員組織の編成にあたっては、長期的な展望に立って、教員の年齢構成・男女比率に配慮すると同時に、建学の精神及び教育理念の実現にふさわしい組織を目指す。各学部・研究科では、それぞれのディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーにかなった教育に必要な教員組織を目指すとともに、少人数教育を可能にする教員数の確保にもつとめる。
教員の募集・採用・昇格の際は、十分な透明性と公平性を確保する。また常に教員の資質の向上を図るための方策を講じる。
3.教育・研究等環境に関する方針
本学は、建学の精神及び教育理念を実現し、学生の学修と教員の教育・研究環境を十分に整えるために、必要にして十分な広さの校地・校舎、施設設備を整備する。その際には、バリアフリー及び環境に配慮したものとする。
学生及び社会に対する知の還元の際に不可欠な教員の研究活動を活発化させるために、十分な研究費・研究室・研究時間を保障するとともに、外部資金の調達及び研究発表の支援を推進する。
4.社会連携・社会貢献に関する方針
本学は、他者との共生、地球環境の保護といった普遍的な諸価値を重視しつつ、社会とつながりを持ち、かつ貢献する大学を目指している。その目的を果たすために、教育・研究及びその他の活動において、国内外の企業・団体・公共機関および地域等と積極的に連携し、協働することにつとめる。また、本学の教育と研究の成果を適切に還元し、社会に貢献するために、生涯学習及び公開講座・公演、ボランティア活動等を推進する。
5.管理運営・財務に関する方針
本学は、中・長期計画に基づいた大学の政策を実現するための組織及び予算編成、予算執行の適切な運用を図るための仕組みを整備し、大学財政の安定した基盤の維持を目指す。業務執行に当たっては、教職員相互の信頼関係に基づいた協働を基本とし、一人ひとりは常に当事者意識に立って責任ある行動を心掛ける。また、業務の仕組みの構築に際しては、内部統制の不断の検証を図ることにより、効率的で確実・迅速な管理運営体制の整備を目指す。
6.内部質保証に関する方針
本学は、建学の精神の実現のために、継続的に改革・改善をなし、質を向上させることに努める。ついては、自主的かつ自律的な自己点検・評価を目指し、教育・研究組織および事務組織等すべての部局が、客観的かつ効率的で妥当性のある自己点検・評価を担保するための工夫を講じるとともに、その結果を大学の改革・改善に結びつける実効的なシステムを整備・検証する。また社会に対する説明責任を果たすため、組織運営と諸活動の状況について積極的に情報公開を行う。