この記事の執筆は ”文学部”です

劇団四季のミュージカル『パリのアメリカ人』を鑑賞:コミュニケーション学科・高橋ゼミナール

高橋ゼミでは、年に一度舞台鑑賞を行っています。これまでにも宝塚歌劇団やタップダンスの公演を鑑賞してきました。今年は3年生の希望で、2月7日、東急シアターオーブにて劇団四季『パリのアメリカ人』を鑑賞してきました。

高橋ゼミには、毎年ミュージカル好きが入ってきますし、クラシックバレエやダンス部経験者なども在籍していて、身体表現に関する興味関心は非常に高いといえます。今回のミュージカルはそんなゼミ生たちも感動するものでした。

このミュージカルは、第二次世界大戦後のパリを舞台に、アメリカ人とフランス人男女の友情と恋模様を中心にストーリーが展開していきます。フランス人女性がバレエのオーディションを受けるところからトゥシューズを履いて踊るバレエのシーンが始まります。主人公のみならず他のキャストもトゥシューズで踊ったかと思えば、すぐにヒールに履き替えて異なるタイプのダンスを踊るというとても高度なテクニックを必要とする振り付けの数々に、観客は圧倒され、感動させられます。バレエ公演を行うシーンでは、1909年、ディアギレフによりロシアにて結成された世界初の私設バレエ団である「バレエ・リュス」を想起させるような衣装、音楽、そして振り付けに、(ミュージカルを見に行ったのに)純粋にバレエ公演を楽しんでしまうほどでした。

『パリのアメリカ人』は鑑賞前からバレエの完成度が高いと劇団四季関係者から聞いてはいましたが、バレエ公演と錯覚するほどとても素晴らしいものでした。演出・振付のクリストファー・ウィールドンは、このミュージカルで2016年にトニー賞の振付賞を受賞しているようですが、それも納得でした。鑑賞したゼミ生も「こんなに面白いとは思ってもいなかった!」と感動するほど、ストーリーも歌もダンスも、見応え十分のミュージカルでした。舞踊人類学専門のわがゼミでは、学術の対象となるダンス・舞踊を何よりも愛することで、充実したゼミの議論を期待したいのです。

文学部コミュニケーション学科准教授 高橋 京子