この記事の執筆は ”文学部”です

国文学会が劇団四季ミュージカルで観劇会を行いました!

フェリス国文学会では2018年2月6日、川崎駅から徒歩で15分ほどの複合文化施設「カルッツ川崎」において劇団四季『ジーザス・クライスト=スーパースター』(エルサレム・バージョン)を参加者40名ほどで観劇しました。

『ジーザス・クライスト=スーパースター』は同じ劇団四季の人気作品の一つ『オペラ座の怪人』を手がけたアンドリュー・ロイド=ウェバァーの作曲、ティム・ライスの作詞(訳詞は岩谷時子)によるミュージカル作品です。1971年、ベトナム反戦運動が高まるアメリカで初演、その2年後に劇団四季が「江戸版(ジャポネスク・バージョン)」と銘打ち、白塗りに隈取の歌舞伎風メイクにホワイトデニム、様式的で色彩豊かな舞台に創造しました。今回のエルサレム・バージョンは1976年に同じスタッフによる全く異なった砂色の舞台が製作され、再び喝采を浴びた新演出でした。

ストーリーはイエス・キリストが一人の青年として解釈され、イエスの説く「愛」がパレスチナの乾いた大地に生きる群衆を潤す場面に始まり、やがてユダの裏切りにあい、受難に満ちた最期を遂げるシーンで終わります。ユダが裏切る前の台詞には太宰治『駆け込み訴え』の冒頭「申し上げます。申し上げます。旦那さま。あの人は酷い、酷い。はい。厭な奴です。悪い人です。ああ。我慢ならない。生かして置けねえ。(中略)あの人は、私の師です。主です。けれども私と同じ年です。」が挿入されて印象的な場面を構成しています。劇団四季がなぜ魅力的なのか、日本の名作文学を活かした脚本にも鍵がありそうです。

当日の客席は満員。何度もカーテンコール、スタンディングオーベーションがありました。キリスト教を必修として学ぶ日本語日本文学科の皆さんにはどのように響いたことでしょう。

今回の観劇会も学会役員の学生による受付が会場入り口に設置され、スムーズに入場することができました。今年度の観劇会行事も皆様のご協力によって無事に二度の開催ができ、感謝いたします。来年度も充実した企画にぜひ期待してください!

日本語日本文学科教授 吉田弥生

ポスター前での集合写真
国文学会役員による受付を設置していただきました