この記事の執筆は ”文学部”です

源氏物語を着る!

文学部日本語日本文学科の学生と教員全員が所属する学会として、「国文学会」があります。新入生歓迎公開講演会、文学散歩、観劇会などの企画・運営のほか、機関誌「玉藻」の発行などを行っています。

日本語日本文学科は各学年に少人数制のゼミを配置してそれをカリキュラムの柱にしていることもあり、もともと教員と学生との距離が近いことが特徴のひとつにあげられますが、この「国文学会」は学生と教員が一丸となって「学び」に取り組んでいる、とても“熱い”学会です。

さて、その「国文学会」による「新入生歓迎公開講演会」が、6月27日(金)にキダーホールにおいて開催されました。

今年のテーマは「源氏物語を着る―「竹河」巻の衣裳と表現―」。源氏物語に描かれている衣裳はどのようなものであったのかを考えるために、国宝源氏物語絵巻にも描かれている「竹河」巻の一場面の再現を試みるというものでした。

講師は、平安時代の文学作品に描かれている衣裳に注目しながら、その作品分析に取り組んでいらっしゃる畠山大二郎先生(フェリス女学院大学非常勤講師・國學院大學兼任講師)。さまざまな資料に基づいて、当時の衣裳の復元にも力を注いでおられ、衣裳もたくさんお持ちであることから、学生をモデルとして、実際に衣裳を着せていただきながら、その解説をしていただきました。

やはり実物のもつ力というものは大きなものがあります。実際に衣裳を身につけた学生も、それを目にすることができた学生も、それぞれに今から一千年前の物語の世界を少しでも実感できたのではないでしょうか。

ようこそ王朝絵巻の世界へ――。

文学部日本語日本文学科 竹内正彦