この記事の執筆は ”その他”です

教職員の「おすすめの一品」コーナー No.2

今回は、フェリスの教員であり、卒業生でもある奈良先生におすすめの作品を紹介していただきました。ミュージカル「ライオンキング」です。

初めてミュージカルを観る方、よく観る方、子供から大人までおすすめしたい作品です。もうご覧になった方も多いかもしれませんね。舞台美術や楽曲はもちろんですが、やはりなんといってもパペット(動物のマスクや体)は圧巻です。もし私がアニメを渡されて、これを舞台化してください、と言われたら全く思いつかないでしょうね。

舞台には「死」を扱う作品も多いのですが、ライオンキングでもその答えがはっきり描かれているように思います。華やかな舞台に加えて、内容の重さもあるのです

 ロンドンのウェストエンドの ライシーアム劇場
ロンドンのウェストエンドの
ライシーアム劇場

ロンドンでもライオンキングを観たことがあるのですが、悪役のスカーは白人で、それ以外は黒人、もしくは日本人のような黄色人種でした。しかし、日本ではほとんどの役を黄色人種が少し日焼けをして舞台に立っています。この点に関しては、まだ私なりの答えが探せないでいるので、また海外版も観に行きたいです。

劇団四季が2006年に韓国でライオンキングを上演していた時、私は韓国の大学で日本語教師をしていて、ご縁があって劇団の俳優やスタッフに少し日本語を教えていたことがありました。その時に教えた方たちが、今は日本語でライオンキングの舞台に立っていたり、スタッフとして働いていたりする姿を見るのは不思議な気持ちです。大学では漢字や文法、レポートの書き方を重点的に、発音は聞き取りやすくなるように指導するのですが、普通の話し方とは違う舞台のセリフを日本語母語話者と同じレベル、もしくはそれ以上に教えるという作業はなかなか経験のできないものでした。

私はフェリスの卒業生でもあり、フェリスで日本語教員主専攻コースを修了しました。そのころは韓国で10年も教えたり、フェリスに戻って教壇に立ったり、また俳優に日本語を指導するなんていう人生が待っていようとは思いもしませんでした。フェリスと出会って、人生で戦う武器を身につけたというところでしょうか?そのように感じていらっしゃる先輩方、後輩も多いのでは?

>>奈良先生の紹介についてはこちら

留学生センター 奈良夕里枝