この記事の執筆は ”文学部”です

放課後「日本文学研究会」ニ参加シタル事

霜月の木曜の夕方、1年生から4年生までの学生が合わせて10人ほど、文学部棟の或る教室に集まりました。「日本文学研究会」の例会です。この日の発表者は1年生2人に3年生1人。ゼミ同様の渾身の発表資料を印刷して持参しています。

2015年度に日文の学生同志の提案から発足したこの研究会は、原則として学生のみで企画運営されており、センセイのいないところで侃々諤々自由な意見交換をしているようです。

結論を急がず、作品中の自分の気になる箇所を正直に提示して、みんなでじっくり追究する――創造的であるためには不可欠の、大事な時間だと思います。

16-422_1207_01

もちろん教員も排除されているわけではなく、研究会の案内は毎回送られてきますし、教員自身がそこで研究発表をすることもあります。今回私は、外部から依頼を受けたばかりの「古典文学の語彙」に関する論文の構想をA3判の紙1枚(表裏)にまとめて報告させてもらいました。発表後に何人かから質問を受けましたが、一つ一つ答えるごとに考えが整理されていくことを今さらながら実感しました。

次回は、島村先生が「田中英光『オリンポスの果実』論」という題で発表することがすでに決まっており、学内にポスターも貼られています。実は、私はそのポスターを見て刺激を受け、大急ぎで準備を進めて、予告なしの飛び入りで当日30分ほど時間をもらったのでした。

16-422_1207_02

大学らしい学びの場、雰囲気の中にいられることを嬉しく思います。

文学部日本語日本文学科教授 勝田耕起