この記事の執筆は ”文学部”です

日本語日本文学科が宝塚観劇会を行いました!

2017年1月28日(土)、フェリス国文学会は今年度第二回目の観劇会を日比谷にある東京宝塚劇場で行いました。この日の参加者は総勢70名。希望者多数のため、事前に抽選があったほど人気の高い企画でした。

鑑賞したのは花組公演。上演作品は二部構成で第一幕は日本物のレビュー作品『宝塚舞踊詩・雪華抄(せっかしょう)』(原田諒作・演出)、第二幕はミュージカル『トラジェディアラベスク・金色の砂漠(こんじきのさばく)』(上田久美子作・演出)です。創立百年を越える宝塚歌劇は、その初期より日本舞踊を洋楽で表現し、日本の伝統を新時代にふさわしいかたちで創造することを目指しました。今回の上演作品『雪華抄』はその主題歌の歌詞に「花の御国の舞の園」とあるとおり、花柳壽應・藤間勘十郎・尾上菊之丞ら一流舞踊家指導のもとに制作された豪華で華麗な日本舞踊ショー。実は国文学会の観劇会担当学生の皆さんは日本語日本文学科の鑑賞に適した作品選びに苦心し、今回の公演を選択したのです。フィナーレまで7場ありましたが、元禄若衆姿の群舞や日本の古典に様々な影響を与えた安珍・清姫伝説等の場面が盛り込まれ、日頃学ぶ作品世界とリンクする場面も多く登場していました。

第二幕『金色の砂漠』は架空の砂漠の古代王国を舞台に王女と奴隷の恋、略奪を繰り返す国の興亡を軸に描かれたミュージカル作品。作者の上田久美子氏が「美しい特別な人たちの悲劇という異世界」に観客が「吸い込まれるような時間を作りたい」とプログラムで語られていますが、まさに主演の花組トップスター・明日海りおと娘役トップ・花乃まりあが演じ、作り出す美しい非日常に参加者は引きこまれ、終演後は感激の涙を流す者、興奮冷めやらぬ様子で語り合う者たちでロビーはあふれました。

2016年度後期に開講した日本語日本文学科の授業「少女歌劇の世界」の履修者にとっては、学びと実際の鑑賞が結びつく良き機会ともなりました。今回抽選に惜しくも外れてしまった皆様のために、国文学会は次の機会を計画中ですのでご期待ください!

文学部日本語日本文学科教授 吉田弥生

終演後、参加者一部

銀橋という独特なエプロンステージがある劇場内。休憩時間には第二幕にちなんだ幕が見られます

シャンデリアのある豪華なエントランスが観劇の気分を盛り上げます