この記事の執筆は ”文学部”です

「メディア史における<読書>」について調べ、考え、報告する~コミュニケーション学科R&Rゼミ・学期末報告~

文学部には、R&Rゼミという一年生のための入門ゼミがあります。大学でのアカデミック・ライフに慣れていくために、本の読み方、要約の作り方、レジュメ(報告用の要点をまとめたもの)の書き方、プレゼンの仕方などを学びます(図書館の使い方やフェリスの歴史まで学んだりするのです)。

これに加え、コミュニケーション学科の藤巻ゼミでは、「メディア史の中の<読書>」をテーマにして、文献を読み、討論を重ねてきました。「本は一人で黙って読む」という、(私たちにとって)当たり前に思われる行為は、実はある時期に特有の出来事であったことを、学生たちは勉強する中で確認しました。その証拠に、現在は、「読書離れ」が起こっており、たとえ読んだとしてもタブレット機器で読み、しかも内容や感想を「シェア」するようになっています。また、このように読書の在り方が変わる中で、図書館の在り方も変化していることまで議論しました。

最後のR&Rゼミでは、学生たちによるプレゼンを行いました。一学期を通して学んだことをゼミで報告し合いました。スマホ時代、読書や図書館の在り方が変化していることを踏まえ、それぞれが調べ、考え、自分なりの意見を構築できたことは大きな収穫でしょう。私たちの「読書」は、今後、どうなっていくのでしょうか―――こんな問題意識を共有できた一学期間でした。

文学部コミュニケーション学科教授 藤巻光浩