この記事の執筆は ”国際交流学部”です

女性のキャリアの築き方・航空業界からの転職をへて~国際交流学会春季講演会~

国際交流学会では、2018年度前期講演会を6月26日に開催しました。
今回、講師としてお呼びした加藤百佳(かとう ももか)氏は、獨協大学外国語学部卒業後、2014年に新卒で入社した大手航空会社で客室乗務員として勤務した後に転職し、2017年から民泊を取り扱うベンチャー企業であるZens株式会社の人事部として活躍なさいました。客室乗務員から他業種への転職というこれまでの経験を踏まえ、加藤さんには女性のキャリアについてお話していただきました。

ご講演いただいた加藤百佳氏

まず、加藤さんが勤務した航空会社の歴史や客室乗務員の仕事について、さまざまな資料や動画を用いながらお話してくださいました。その中で最も印象的であったのは、客室乗務員の主な仕事は、機内でサービスを提供することというイメージが強いですが、そうではなく、「お客様の命をお守りする、保安要員としての仕事が第一である。それがお客様に対するおもてなし」ということでした。客室乗務員は華やかなイメージを持たれることが多いですが、実際には体力勝負で時間的にも不規則なことが多いため、自分で体調管理に気を付けていかなければならない仕事であるということを知ることができました。

講演会の様子

続いて、転職やキャリアのお話を伺いました。加藤さんが転職を考えた大きなきっかけは、突然の体調不良によりドクターストップで一か月の休職を経験したことでした。休職されている間、大手企業によって手厚いサポートを受けているばかりでは自分が成長できない、人生は長いのだから、自分がやりたいことをもっと勉強して経験しようと考えたそうです。

誰かが守ってくれる仕事ではなく、逆境が必要だと考えた加藤さんは、転職の軸を「外国人旅行客にもっと日本に来てもらいたい」「人に関心があったので、人事の仕事をしてみたい」と設定し、民泊を取り扱うベンチャー企業であるZens株式会社の人事部で働くことを選択されました。

また、加藤さんは人事部の視点から、採用面接を受けるうえで気をつけるべき話し方、身だしなみの注意点等についても、細やかに教えてくださいました。講演後には質疑応答の時間も設けられ、航空業界に興味のある学生や就職活動を控えた学生からのさまざまな質問に答えてくださいました。

好きなこと、やりたいことを明確にし、それを実際にかなえていく加藤さんはとても輝いて見えました。自分の人生設計や、将来どのような人生を送りたいかを考えさせられる講演会でした。加藤さん、貴重なお話をありがとうございました。