この記事の執筆は ”音楽学部”です

フェリスホールにて音楽学会主催の特別公開講座を2つ開催しました

6月22日にフェリスホールで開催した「弦楽フェスティバルⅣ」は、弦楽アンサンブルの授業履修者と弦楽器の教員・副手が共演する演奏会です。メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲に始まり、前半はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、それぞれの楽器ごとのアンサンブル作品を中心にしたプログラムが組まれました。今年は、久しぶりにコントラバス専攻の学生が入学したことから、コントラバスの二重奏が演奏されたことが特筆されます。

後半は、チャイコフスキーの弦楽セレナードを、厚みのある響きでたっぷりとお聴きいただき、温かな拍手を集めました。

コントラバスの二重奏
チャイコフスキー《弦楽セレナード》

翌週、6月29日には、ウィーン国立音楽演劇大学のアレクサンダー・レスラー教授を迎えての公開レッスンとミニ・レクチャーを行いました。演奏学科4年の峯 梨良さんがベートーヴェンのピアノ・ソナタ第32番第1楽章、音楽研究科修士課程2年の大田日向子さんがショパンのピアノ・ソナタ第2番第1楽章で、レスラー先生のレッスンに臨みました。

シューベルト《楽興の時》D 780の第1曲を取り上げた後半のレクチャーでは、作品の構造という観点から、アジア人の学生たちが省略してしまいがちな、楽譜に記されている反復の重要性が強調されました。ドイツ・オーストリア圏の人々の文化やメンタリティーにも触れながら、「この音は何を伝えたいのか」を常に問いかけていくことの大切さを、演奏を交えながらお話くださり、充実した音楽の時間はあっという間に過ぎていきました。

公開レッスン
公開レッスン

レスラー教授のレクチャー(通訳:樋口 舞[音楽学部非常勤副手])