この記事の執筆は ”共通教育”です

「浜恋路(はまこひたび)」(フェリス生が開発した『百人一首』の和菓子)まもなく発売

2018年4月から『百人一首』の事業化(商品化、イベント化)を行うプロジェクト演習(CLA科目)がスタートし、横浜元町香炉庵(以下、香炉庵)と協定を結び、『百人一首』を題材にした和菓子の開発に取り組みました。

『百人一首』の中から2首の和歌「瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ」(77番・崇徳院)と「あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたびの逢ふこともがな」(56番・和泉式部)を選定し、その後、話し合いを重ねた結果、商品名を「浜恋路(はまこひたび)」に決定しました。さらに3班に分かれ、パッケージデザイン、しおり・チラシ、広報について提案書を作成、7月末に香炉庵に提出しました。学生提案をほぼ100%実現するかたちで商品化が行われ、9月22日(土)、横浜元町本店、そごう横浜店、新横浜店の実店舗で販売がスタートします。

「浜恋路(はまこひたび)」は、おそらく世界初の『百人一首』を題材にした最中です。和菓子と『百人一首』、フェリスと横浜。和と洋が調和した、非常に質の高い商品が出来上がったと自負しています。横浜の地元の方々はもちろん、県外、海外からの観光客のお土産としても愛される商品となることを心から願っています。

また、「浜恋路」発売を記念して、イベントを開催します。どうぞお越しください。

・9月29日(土)10時~19時
横浜元町香炉庵本店にて、学生が本商品を販売

・9月30日(日)13時~16時
そごう横浜店・風の広場(はまテラス)にて、本商品の販売・本学音楽研究科大学院学生による日本の歌曲の演奏(声楽)・ジャンボかるた・切り絵展示・書籍販売

・11月3日(土)、4日(日)
大学祭(Ferris Festival)にて、本商品の販売、本学音楽学部学生による日本の歌曲の演奏(声楽)、かるた体験など、百人一首イベント

私の「プロジェクト演習」のテーマは「若者による文化の創造と発信」です。百人一首は鎌倉時代の京都で生まれた作品ですが、今回若者の手によって、和菓子というかたちで、現代の横浜の地に生まれ変わりました。日本の古典も過去の遺産として扱われるだけではなく、現代の生活や文化の中で生き続けなければならないと思います。今回の学生達の試みが、日本文化の発信に大きく寄与することを願ってやみません。

文学部日本語日本文学科教授 谷 知子

商品企画に携わった学生
発売する「浜恋路(はまこひたび)」