この記事の執筆は ”学生課”です

「七夕のタブレット(粘土板)飾り~古代メソポタミア・シュメール文化とアジア・日本文化の融合~」フレンドリーグループ「ダジャレ・ヌーボーsince2003」の活動

学生と教員による大学公認課外活動サークル「フレンドリーグループ」の中でも長い歴史を持つ、「ダジャレ・ヌーボーsince2003」は、今年で17年目を迎えました。
長い歴史の中で、ダジャレ創作・ダジャレ文化の研究等を主な活動として、マスコミにも多数出演し、ダジャレ文化研究成果や創作ダジャレを発信してきました。

同音異義語・類音語を用いた「ダジャレ文化」は、「音節数が極めて少なく、同音意義語・類音が豊富に存在する」日本語独自の文化なのです。他には、ダジャレ文化が花開いた言語は今のところ認められません。それは、「ダジャレ文化」発生の前提条件である「音節数が極めて少なく、同音異義語・類音語が豊富に存在する」言語自体が存在しないからです、ただ一つの言語を除いて。

それは、紀元前の古代メソポタミアの国際語であったシュメール語(系統不明、死語)です。即ち、シュメール語にダジャレ文化が花開いたかは別として、同音異義語・類音語が豊富なシュメール語の絵文字・古拙文字・楔形文字を使って、シュメール語ダジャレを創ることは、意外と簡単です。さらに、日本語とシュメール語との複合ダジャレも意外と簡単に作ることができるのです。ここ数年、ダジャレ・ヌーボーのメンバーは、紙粘土と竹串を用いて、実際に発掘されているシュメール語タブレット(粘土板)のレプリカ風「日本語-シュメール語ダジャレ・タブレット」作りを楽しんできました。

タブレット作品

そして、今回、さらに「古代メソポタミア・シュメール文化とアジア・日本文化の融合」というテーマ作品「七夕のタブレット飾り」を創りました。笹に掛けている飾りは、「短冊風タブレット作品」(シュメール文字・符合を用いた日本語-シュメール語複合ダジャレ<による願い事>)、「シュメール文字・符合自体の3次元粘土作品(動物もいます)」等です。飾り作品は、細い笹竹に掛けることから軽量化のための工夫もこらし、例えば、「短冊風タブレット作品」の場合、粘土板を極限まで薄くし、竹串で文字を彫り込んだ後、特殊コーティングで強度を保つ等の処置をしています。

作品は、国際センター資料コーナーに展示させていただいております。展示期間は、シュメールの暦(太陰暦)に合わせ、太陰暦の七夕(2019年は8月7日)過ぎまでの予定です。

シュメール人が姿を消してから約4000年、アジア日本のフェリス女学院大学「ダジャレ・ヌーボーsince2003」のメンバーにより、シュメール語ダジャレのみならず、日本語-シュメール語複合ダジャレの文化が着実に産声を上げつつあります。

文学部コミュニケーション学科教授 齋藤 孝滋

メンバーによる飾り付け風景
七夕のタブレット飾り
国際センター資料コーナーに展示