この記事の執筆は ”学長”です

「フェリス」の由来〜フェリス父子とアメリカ改革派教会〜

皆さんは、フェリス女学院大学の「フェリス」の由来をご存じでしょうか。

「フェリス」というのは実は人の名前なのです。フェリス女学院大学の前身となる「フェリス・セミナリー」は、アイザック・フェリス(Isaac Ferris, 1798-1873)およびその息子のジョン・メーソン・フェリス(John Mason Ferris, 1825-1911)に敬意を表して名づけられました。
この二人は、フェリス女学院を創設したメアリー・E.キダーを含む、多くの宣教師を日本に送り出した「アメリカ改革派教会外国伝道局」の総主事を務めていました。アイザックが初代総主事、息子のジョンは三代目総主事です。

アイザック・フェリス

アメリカ改革派教会(Reformed Church in America)とは、アメリカのオランダ系移民によって設立された教派で、宗教改革者の一人であり、スイスのジュネーブで活躍したカルヴァンの教えを受け継いでいます。以前はオランダ改革派教会と呼ばれており、1628年にニューアムステルダム(現在のニューヨーク)で設立されました。
フェリス(父)は、宣教師であるサミュエル・R.ブラウン、デュアン・B.シモンズ、グイド・F.フルベッキを開国間もない日本に送り、フェリス(息子)は、アメリカへの日本人留学生を数多く受け入れ、その功績により、岩倉使節団が渡米した際に、岩倉具視、大久保利通から感謝状を受けています。

ジョン・メーソン・フェリス

このように、フェリス父子およびアメリカ改革派は、開国期・明治期における日本の近代化に大きな影響を与えたのです。

学長 荒井 真