この記事の執筆は ”学生課”です

バリアフリー推進室のパソコンテイクの取り組み

バリアフリー推進室では、障がいのある、なしに関わらず全ての学生が快適な学生生活を送ることができるように学生スタッフが活動しています。

中でも活動のメインとなるのがパソコンテイク。聴覚障がいなど耳から音を聞くことが難しい方が目で見て理解ができるように、話している言葉をパソコンの連携入力で打ち込んでいくものです。

このパソコンテイクは2008年のバリアフリー推進室設立当初から行われ、12年たった現在でも障がい学生の在籍有無に関わらず毎年先輩から後輩へとその技術が受け継がれています。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、学生スタッフが集まってパソコンテイクの練習をすることができなくなり、今年度はZoomでの練習となりました。
Zoomでのミーティングを何度か重ねていく中で、学生スタッフには「先輩から受け継いだパソコンテイクの技術をここで止めたくない」「私たちがしっかりと後輩に引き継いでいきたい」という強い思いが生まれました。

そこで様々な方法を検討し、筑波技術大学の若月大輔先生が作成した「captiOnline」という遠隔でパソコン連携入力ができるソフトがあることを知り、バリアフリー推進室の専用の部屋(サイト)を用意していただきました。この「captiOnline」はウェブブラウザを用いて連係して文字通訳を行うことができるものです。これまでは昼休みの時間にバリアフリー推進室の部屋に集まってパソコンを準備し連携入力練習を行っていましたが、このcaptiOnlineを使うことで、離れていてもオンライン上で連携入力ができるようになりました。

学生スタッフは夏休みからこのcaptiOnlineを使って、それぞれが自宅からパソコンテイクの連携入力練習を行っています。1年生も参加しており、上級生が画面の向こうにいる1年生にアドバイスやフォローをしたりしています。
対面でパソコンテイクの連携入力練習をしている時の空気感を感じられないことで、上級生がどのように後輩に伝えていけばいいのか悩むこともありますが、これまでの形にとらわれず、学生自身で少しずつより良い方法を見つけていくよう努力しています。

バリアフリー推進室設立12年目の現在、パソコンテイクの形は変わっても学生たちの思いは変わらずにあり続けています。そしてこの先も後輩たちへと技術が受け継がれていくことを願い、今日も学生スタッフがオンライン上で頑張っています。