この記事の執筆は ”宗教センター”です

君たちはどう生きるか―中世ヨーロッパに学ぶ、今を生きる知恵~サマーリトリート報告

延期されていた2020年度サマーリトリートが、11月14日(土)、「君たちはどう生きるか―中世ヨーロッパに学ぶ、今を生きる知恵」と題して、リモート開催されました。

夏休みなどを利用してキャンプをするイベントは多くのキリスト教会でも行われますが、教会では、キャンプではなく「リトリート」(retreat)と呼ばれることがしばしばあります。リトリートとは「退却」「後退」という意味で、仕事や学校などの日常生活からいったん距離を置き、心身ともにリセットするのがその大きな目的の一つです。わたしたちの「サマーリトリート」も、日常とは少し違うゆるやかな時間をすごしながら、それぞれの人生などについてゆっくりと語り合いながら考えてみることが目的です。

当日のプログラムは、開会祈祷、開会礼拝、主題講演、グループ・ディスカッション、コロナウイルス感染拡大下の世界の大学礼拝の紹介、閉会祈祷会という流れで、限られた時間ながら、良い交わりの時を持つことができました。

文学部英語英米文学科の近藤存志教授による「中世ヨーロッパ芸術に学ぶ、今を生きる知恵」と題した主題講演では、700年以上も昔、現世的な名誉や物質的な富の獲得を欲することなくキリスト教芸術の創造に打ち込んだ職人・石工たちの人生態度、そして聖書のメッセ―ジに、現代のわたしたちの生き方について考えるヒントを探りました。

リモート開催という形式を活かして、学生、保証人、教員、大学職員といった多彩な参加者を得ることができました。「わたしたちは、どう生きるべきなのか」、「わたしたちは、どう生きたいのか」、中世のキリスト教芸術の作り手を手掛かりに、世代の異なる参加者の間で率直に語り合う貴重な時間を与えられたことに感謝しています。