この記事の執筆は ”文学部”です

目指す! 臨床心理士 :大学院入試譚

卒論の提出も終わり、口頭試問も終わり、もう2020年度も終わるころ、突然、「受かりました?印字薄い、ありがとうございました」という意味不明のタイトルの、写真が添付されたメールが来ました。送り主がゼミ生のWさんだったので開けてみると、受験の合格発表のスクショのようでした。本人はおそらく、合格していることが信じられず、妙なタイトルのメールを送ってきたのだと思います。受験番号が写ったスクリーンショットもあったので確認し、すぐに「おめでとう!! すごい、持ってるね!」と返信しました。関西にある国立大学法人教育系大学院臨床心理学コースの合格発表でした。

Wさんは、私がフェリスに着任した2018年度、2年次生でしたが、その頃から心理学に興味があること、カウンセラーになりたいこと、友達に関する相談などを講義のあとに話しにきてくれていました。そして、3年次に私のゼミを選んでくれました。

コミュニケーション学科は「心理学科」ではないので、大学院入試のために心理学について学ぶ機会が十分にあるわけではないのですが、それでも、認定心理士資格を申請できるだけの科目(心理学実験演習を含め)はあります。Wさんはそれらの科目を履修し、また、紹介した書籍や受験対策に地道に取り組んで、もちろん、心理学系の卒業研究にも従事したからこそ、合格を手に入れられたのだと思います。

臨床心理士への道は始まったばかりですし、なんといってもかなりの時間の実習が課せられますので、体力勝負でもあります。が、Wさんは卒論のテーマが「部活」だったくらい、体力には自信があると思いますので、その点は心配していません。実習のみではなく、修士論文にもしっかり取り組んで、For Othersを実践する臨床心理士になってくれることを願っています。

Wさんから:
2021年3月、文学部コミュニケーション学科を卒業しました。
大学院では忙しくも、実物の心理検査の用紙を使ったり、事例検討会があったりと実践に近い勉強ができ、充実しています。
心理系大学院受験対策としては、有名塾の参考書とブログ、また心理学検定の問題集を解くなどしました。研究計画書は、親、友達に読んでもらったり、先生に添削をお願いしました。
大学院の受験を通して3つほどお伝えしたい事があります。
①ある程度の熱意を持てるものがあると、人生の指針が決まりやすい。
②自分に合う、効率的なやり方を見つける。
私の場合は、勉強はコワーキングスペースのみで、夜型なので14時頃から始めて、3時ぐらいに寝ていました。勉強法は間違えた箇所を単語帳にしました。
③ダメな自分を愛する
紆余曲折あると、経験豊富で魅力的な人間になっていきます。大学時代に色々やってみて、失敗したら、トライしたご自分をまずは愛して下さいね。

文学部コミュニケーション学科准教授 山崎浩一