国際交流学部で学ぶSDGs⑤ 過去の失敗を通じて武力紛争を理解する

国際交流学部では、世界全体やさまざまな地域の政治・経済・社会・文化などを学ぶ中で、SDGsで掲げられている課題を知り、その達成につながる新たな価値観を考える機会が多くあります。今回は、貧困や飢餓の重要な原因の一つでもある武力紛争について深堀りする、古内洋平先生の授業を紹介します。

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国際交流学部の専門科目「平和構築」では、世界で起きる武力紛争を学びます。多くの人びとが犠牲となる紛争の実態を講義で知るにつれて、学生は「紛争の根絶には何が必要か」「私たちには何ができるのか」などの疑問を持つようです。しかし、残念ながら、武力紛争を根絶することはできませんし、テロや暴力の前に私たちは無力です。その圧倒的な事実を理解することから授業は始まります。

授業では「これから私たちにできること」を考えるのではなく、過去の紛争を手がかりに、それを解決できなかった原因を多角的に探究します。「過去の失敗」をストックすることで、どのような紛争にも適用できる分析力が培われるからです。

紛争の解決と同じで、SDGsで示された課題の解決はどれも簡単ではありません。未来志向の解決策を考えるのも大事ですが、なぜそれが解決しないまま現在まで課題として残されてきたのか、まずは「過去の失敗」を調べてみてはどうでしょうか。

国際交流学部国際交流学科教授 古内洋平

※画像は過去の授業風景です。