国際交流学部で学ぶSDGs⑧ 国際開発の最前線

国際交流学部では、世界全体やさまざまな地域の政治・経済・社会・文化などを学ぶ中で、SDGsで掲げられている課題を知り、その達成につながる新たな価値観を考える機会が多くあります。今回は、SDGsに正面から取り組む高柳彰夫先生の授業「国際開発の理論と実践」を紹介します。

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国際交流学部の専門科目「国際開発の理論と実践」では、第二次世界大戦後の国際開発へのアプローチの移り変わりを概観した後、国際開発の具体的な問題・取り組みについて学びます。トピックには、開発と貧困、開発と保健、開発と教育、開発とジェンダー、開発と都市化、開発と環境(特に気候変動)、開発と平和・ガバナンス、SDGs時代のODAがあります。それぞれの問題についてアプローチの変遷、現状やSDGsの前のミレニアム開発目標(MDGs)の達成状況(該当する場合)を紹介します。そして、関連するSDGsのゴールおよびターゲットに触れながら現在の課題を明らかにします。またSDGsの進捗状況についてもデータを示します。

科目の性格上、前期に開講されることが多いです。毎年、学期末が近づく7月上旬-中旬に国連のSDGsの進捗状況を検証するHigh Level Political Forum (HLPF)が開催され、それに合わせてさまざまなレポートが出版されます。特に2021年度は、新型コロナウィルス(COVID-19)が2020年のSDGsの進捗状況に与えた影響について、最新のレポートにもとづいて紹介し、学期の締めくくりにしました。

この科目が、「誰一人取り残さない」「人権ベース」などのSDGsの理念を生かした国際開発協力のあり方を考えるきっかけになることを期待しています。

国際交流学部国際交流学科教授 高柳彰夫

バンコク・プロンポーン駅前の大規模ショッピングモール
プロンポーン駅からタクシーで15分。アジア3大スラムの一つ、10万人が暮らすといわれるクロントイ地区