この記事の執筆は ”国際課”です

2021年度前期のオンライン・ジャパンスタディーツアーを実施しました(第2回:沖縄)

沖縄は日本において唯一、一般住民を巻き込んだ地上戦が行われたところです。何故、沖縄が戦場になったのか、連合軍の日本本土攻略において重要な拠点とするためだったこと、住民を巻き込んだ地上戦や学徒隊の活動について学びました。

第2回目のオンライン・ジャパンスタディーツアーには、『ひめゆり学徒隊の沖縄戦』を伝えている古賀徳子さん(ひめゆり平和祈念資料館の学芸員)をお招きし、ご講話には本学の学生・教職員の他に中高生や教員も参加しました。戦時中の沖縄では女子学生が戦場に動員され、日本軍の病院で負傷兵の看護に当たったこと、「捕虜になってはいけない」という宣伝や情報が生徒たちを追い詰め、犠牲を増やしたことなど、戦時下の沖縄住民の苦難についての理解を深めるとともに、次世代を担う学生たちには戦争体験の伝承という新たな課題が示されました。

参加した学生の意見を一部ご紹介します。

(フェリス生)
戦争を体験された方が、辛い過去について語れなかった時期があったということがすごく印象に残っており、伝えてくださることに感謝しなければならないと思った。古賀先生が沖縄出身ではないことに驚いた。戦争を体験してなくても沖縄出身ではなくても戦争を次世代に語り伝えていくことは可能なのだと思った。

(フェリス生)
同年代のひめゆり学徒隊の少女たちがどのような学校生活を送っていたのかを深く知ることができた。当時の米兵の実態が誤ったかたちで伝えられていたことで、助かったであろう多くの命が失われたと思うと悲しくてたまらない。

(フェリス生)
国が異なると考え方が違うとは思っていたが、それにはその国々で行われている教育に違いがあることがわかった。過去の出来事とはいえ、タブーとされていることまで話を深め平和教育について話し合うことができたのは大変貴重な経験であったように感じる。

(留学生)
日本の学生と歴史のことについて深く話しつつ、様々なことを考えることができてとても有意義な時間だった。また、話しにくいかもしれない部分までも真剣に話し合い、貴重な経験だったと思う。

(留学生)
日常生活の中に戦争に触れるチャンスは映画以外ではあまりなかったので、この活動を通して戦争に対する思考や反省を得ることができた。ありがたいです。

日本では8月15日が第二次世界大戦の終わった日とされていますが、韓国やインドネシアでは解放記念日、中国では抗日戦争記念日とされています。第3回(まとめ)では多様な視点で8月15日について考え、『未来に私達ができること』について意見交換しました。
オンライン・ジャパンスタディーツアー開催にあたり、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。2021年度後期は、広島を訪問するための事前学習に加え、シンガポールのチャンギ収容所、ドイツ、リトアニアにも学びの場を広げる予定です。

2021年度オンライン・ジャパンスタディツアー第1回(「長崎編」)のブログはこちら