国際交流学部で学ぶSDGs⑨:経済グローバル化の光と影

国際交流学部では、世界全体やさまざまな地域の政治・経済・社会・文化などを学ぶ中で、SDGsで掲げられている課題を知り、その達成につながる新たな価値観を考える機会が多くあります。今回は、経済グローバル化のプラス面とマイナス面を学び、今後の世界について考える、杉之原真子先生の授業を紹介します。

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経済のグローバル化が、格差の拡大や環境破壊を引き起こしていると問題にされることがあります。けれども、貧困やそれに伴うさまざまな社会問題を解決するには、経済成長が欠かせませんし、グローバル化した現在の世界では、経済成長には、国際的な貿易や投資の成功が必要なのです。グローバル化を生かして経済発展を実現しつつ、持続可能な社会を作るには、どのような世界経済の姿が望ましいでしょうか?世界の一員である私たちにできることは何でしょうか?

「グローバル経済」という授業では、現在のグローバル経済の仕組みや、それを支える経済政策について学び、グローバル化の光と影の両面について理解を深めます。また、1、2年生向けの演習授業である「基礎演習」では、先進国企業が販売する衣服が途上国の若い女性労働者によって作られていることや、日本をはじめとする先進国経済に移民労働者が欠かせない存在となっていることなどについて文献を読み、グループに分かれて話し合います。グローバル化が、先進国と途上国の両方に経済発展をもたらし、人々の生活を改善している面があると同時に、過酷な労働条件や格差の拡大、環境問題を生み出している場合もあることを知って、よりよい世界を作っていくにはどうしたらいいのか、活発な議論が交わされています。

国際交流学部国際交流学科教授 杉之原真子