バリアフリー通信 vol.7

みんなとつながる

あけましておめでとうございます! まだまだ寒い日が続いていますね。皆さん風邪をひかないように気をつけて下さいね。
さて、2012年が始まりました。昨年を振り返ると、人との“つながり”、“絆”の重要性を再確認した年になったのではないでしょうか。わたしたちバリフリスタッフの活動も“つながり”や“絆”を意識したものが多かったのではないかと思います。

今回は、そんなわたしたちの後期の活動をご報告したいと思います。

今年度の大学祭では「校内サポート」と講演会での「スクリーンテイク」を行いました。
主にこちらでは「校内サポート」についてご報告したいと思います。

今年度も昨年度と同様に、バリアフリー推進室オリジナルの青いポロシャツやピンクのウィンドブレーカーを着用し、正門前に常駐しました。ベビーカーや車いすでいらした方々に積極的に声をかけ、「バリアフリーマップ」をお渡しし、場合に応じて目的地まで付き添うなどしました。「バリアフリーマップ」というのは、階段や段差がないルートが書かれたバリアフリー推進室独自のものです。今年度は見易さを重視し多目的トイレや喫煙所の場所を加え一枚にまとめました。

事前にスタッフの中で講習会を開きました。この講習会では、車いすの押し方や視覚障がいがある方のガイド方法を学び、実際にスタッフ同士で車いすを押しながら車いすの方でも通れるルートを歩きました。さらに車いすを押すだけではなく、車いすの方の気持ちを少しでも理解したいという思いから、実際にスタッフが車いすに乗るといった体験も行いました。

講習会後にはお互いに感想を述べ、とても有意義な時間になったのではないかと思っています。

大学祭当日、多くの車いすユーザーの方が足を運んでくださいました。来ていただいた方達が見せてくれた笑顔が嬉しく、私たちも元気をもらいました。

今後も「フェリスの大学祭に来て良かった」「また来年も行きたい」と来場者の方に思ってもらえること、そしてベビーカーや車いすの方が気軽に来られる大学祭にすることを私たちバリアフリースタッフの目標として頑張っていきたいです。

(文:大田沙那恵)

今年度も、昨年度に引き続き大学祭の講演会でスクリーンテイク(vol.4 注ⅰ参照)を実施しました。今回はテレビ朝日アナウンサーの飯村真一さんにお越しいただき、就職活動についてのお話や、テレビ局でのアナウンサーのお仕事についてのお話等をお伺いしました。
今回は1週間前に秋のキリスト教講演会のスクリーンテイク、2週間後に外部での出張テイク、と、行事が重なり、十分に準備ができない中での本番となりましたが、全員4年生というテイカーメンバーで安定したテイクを行うことができました。事前に講演内容を把握することができなかったのも相まって厳しい状況でしたが、質の高いテイクをする先輩の姿は、後輩一同、本当に勉強になりました。
いつ、どんな状況であっても、情報保障を必要とされる方にこちらの事情は関係なく、常に一番良い形で情報を提供することが最も優先すべきことなのだと、スタッフ一同再確認しました。
しかし反省点がなかったわけではありません。PC設定のトラブルなどは十分に防ぐことができるものなので、次回に生かしていこうと思います。また、講演会前には大学祭実行委員会のご厚意により、お客様の前でスクリーンテイクの説明をする時間をいただくことができました。
大学祭という場でスクリーンテイクをする目的は大きく2つあります。1つは、聴覚だけで情報を受け取りづらい方への情報保障をすること、もう1つは、学内外にスクリーンテイクという形のバリアフリー活動を知っていただくことです。今回の講演会でのスクリーンテイクで少しでも多くの方に情報保障と、こういった活動を知っていただくことでバリアフリーへの関心を高めていただき、より良い社会を築くための一歩となることを願います。

(文:中村萌恵)

前学期から引き続き、少しでも東北地方の学生の力になりたいと思い、バリアフリー推進室では「モバイル型遠隔情報保障システム」(vol.6 2:フェリスから東北へ!遠隔通信によるテイク!!参照)を用い、東北地方の大学への情報保障を行いました。
聴覚に障がいのある学生は、講義の内容が聞こえにくく、得られる情報量が少なくなってしまいます。そのため、講義を受ける際にはノートテイク(vol.1 注1参照)などを利用し、先生のお話される内容や授業の様子である「音」の情報を、リアルタイムで「文字」の情報に変えて伝え、情報保障を行います。

今学期は、前学期での経験や反省点を生かしつつ、ノートテイクを行っています。たとえば、テイク30分前に集合し、テイク中の不具合を最小限に抑えるため、使用機器の設定や接続を確実にしています。また、残りの時間に授業で使用する資料を確認し、スムーズにテイクが行えるような状態にしてからテイクに臨んでいます。そのためか、現在までテイク中に大きなトラブルはありませんでした。しかし、生徒の発言やDVD・ビデオの音声などがはっきりと聞こえない場合もあるため、テイクの際に苦労しています。

前学期に引き続き、講義終了後には東北の大学のサポート学生、聴覚障がい学生と電話での対話を続けています。対話をすることで、その日のテイクに対する学生の感想などを聞くことができ、それを次回のテイクへ生かすことができます。支援の中で、学生の感想やテイクメンバーの反省を生かしながら、さらに利用学生に合った支援ができるように最善を尽くしていきたいと思っています。

(文:尾崎麻由)

いかがだったでしょうか。
わたしたちは、大学祭や遠隔通信テイクを通してたくさんの方とつながることが出来たのではないかと思っています。この“つながり”を大切にし、今後の活動に生かしていきたいと思います。

(編集:中田詩織)

(更新日 2012年1月10日)

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