バリアフリー通信 vol.10

よりバリアフリーな大学に!

こんにちは! 段々と寒くなってきましたね。もうすぐ1年が終わると思うと、とても早く感じます。
今年度もバリフリスタッフは、様々な活動を行いました。
そんなバリフリスタッフの活動をご報告したいと思います。

1:キリスト教講演会(前期)でのスクリーンテイク

今年度も、昨年度に引き続きキリスト教講演会(前期)でスクリーンテイク(vol.4 注ⅰ参照)を実施しました。今回の講演会は、バリアフリー推進室学生スタッフとして活動する新入生たちにとっては初めてのスクリーンテイクとなりました。そのため、昼休みや授業の空き時間等を使い、先輩方も交えながら本番に向けて練習をしました。話を聞きながら早く文字を打つことは、初めのころと比べて上達しましたが、やはり連携して文を打っていくことは難しいと感じました。たとえば、ペアの人と同じ文を打ってしまったり、語尾が統一されていなかったりということがありました。また、聞き漏らしてしまい先輩に助けてもらうことも多くありました。今回気づいたことは今後の課題として、また練習を重ねていきたいと思います。

今年度のスクリーンテイクは、会場の一番前で実施させていただきました。そのことが、これまでバリアフリー推進室の存在は知っていてもどのようなことをしているのかよくわからない、と思っていた学生に知っていただく機会になったと思います。実際にスクリーンテイクをしている姿を見て、少しでもバリアフリーについて考え、興味を持ってくださる方がいらっしゃると嬉しいと思います。

(文:小田奈津子)

ことの初めは5月頃、昨年度のマップを元に、(1)校舎で改善された箇所の改訂、(2)見やすさ重視を目的に「2012年度版バリアフリーマップ」を作成することになりました。本格的に活動し始めたのは6月頃からでした。学生スタッフの中に車イスユーザーがいることもあり、真の利用者の声を聴けることも幸いでした。手始めに各号館の教室の入り口や廊下を、メジャーを持って駆け回り、隅から隅まで計測しました。他にも車イスユーザー用のトイレや車イスで通る時に障害となる段差などのチェックをしました。私たち一年生は5月に校内で車イスの研修を行ったので、どのくらいの段差が障害となるのか大体の目安がついたのもよかったのかもしれません。

一通りキャンパス内の計測が終わると、次はマップのレイアウトを考え、必要な情報とそうでない情報の取捨選択をしました。前回のマップでは校舎が立体的に描かれていましたが、今回はシンプルに平面的な図を使い、マップが必要な人のためへの情報に限定して編集しました。そのためアイコン等を使いながらマップ上での情報量に気を付けています。

また、レイアウトの下書きをするたびになるべく多くのバリアフリースタッフにマップを見てもらい、意見をもらうようにしました。このようにして完成されたバリアフリーマップは、大学祭当日、車イスユーザーの来場者の方にはもちろん、ベビーカーを使っている方にも配られました。これからも、マップをはじめとした学内のバリアフリーに向けて、現状維持ではなく、より良いものを目指して日々活動していきたいと思います。

(文:石井結)

大学祭当日は、バリアフリー推進室オリジナルのピンクのウィンドブレーカーや青いポロシャツを着て正門前に常駐し、ベビーカーや車椅子でいらした方々に積極的に声をかけ、バリアフリーマップをお渡しすることができました。また、お渡ししたバリアフリーマップを使用して目的地までのルートを説明し、場合に応じて目的地までのご案内もしました。
大学祭当日にスムーズにサポートを行えるように、スタッフは事前に開かれた「車イス・ガイドヘルプ講習会」に参加し、車イスの押し方や視覚障がいのある方の案内の方法を学びました。さらにスタッフ同士で車イスを押したり、実際に車イスに乗ったりして校内を回り、ルートの確認をしました。この講習会のおかげで、初めて校内サポートに参加したスタッフも、焦らずに余裕を持ってサポートをすることができたのではないかと思っています。

また、今年度はバリアフリー推進室がサポート提携をした明治学院大学から、2人の男子学生の協力を得ることができました。スケジュールの関係で2日目のみでしたが、積極的にサポートに参加していただき、バリフリスタッフと一緒にスタッフとして活動してもらうことができました。

事前の準備や講習会の大切さを再確認し、さらに今まで解決できなかった女子大ならではの問題である同性介助の課題なども、他大学とも協力してある程度は解決できたのではないかと思っています。今回の経験を活かし、来年度の活動につなげ、より良いサポートが行えるようにしていきたいと思います。

今年度も昨年度と同様に、大学祭の講演会でスクリーンテイクを行いました。今回はフリーアナウンサーの朝岡聡さんから、魅力的なコミュニケーションについてお話を伺い、さらに朝岡さんによるリコーダーの演奏をお聞きしました。

スクリーンテイクは4年生を中心に5名のスタッフで行いました。メインのテイカーは2名の4年生のみでしたが、補助に入っていた2年生のテイカーと一緒に安定したテイクを行うことができました。また訂正を行ったのも4年生であったため、スクリーンに投影された誤字も素早く訂正することができました。

5人という少人数体制のなかで、4年生の安定した質の高いテイクを見ることができ、後輩として見習うべき点がいくつもあったのではないかと思います。大学祭の1週間前に行った秋のキリスト教講演会のスクリーンテイクとは、また違った点で今後のテイクに活かせる部分が多くあったように思います。

講演会終了後には、講演会にいらしていたお客様から声をかけていただくこともありました。お褒めの言葉をいただいたり、テイクに関する質問をいただいたりと、少なからず、バリアフリー推進室の活動に関心を持っていただけたのではないかと思いました。このような活動を通して、少しでも多くの方にバリアフリーに関心を寄せていただけたらと思っています。

(文:中田詩織)

以上が今年度のキリスト教講演会(前期)と大学祭での活動報告です。 いかがでしたでしょうか。
今後もこれら経験を活かし、バリアフリーの推進活動を頑張っていきたいと思います。

(編集:青山光葉)

(更新日:2012年11月28日)

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