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教員紹介・ゼミナール

教員紹介

TANAKA, Rina

田中 里奈 (たなか りな)

教育研究業績詳細はこちら

職位

教授

大学院での研究指導分野

日本語教育学

専門分野

日本語教育学

教育・研究内容の紹介

日本語教科書の分析や日本語学習者・教師へのライフストーリー調査をもとにした日本語教育学研究を行っています。最近では、移民の言語とアイデンティティ研究にも関心をもっています。日本語教育を専門とする立場から、外国籍の人々の抱えている問題にアプローチして多文化共生社会構築のための方向性を模索していきたいと考えています。

主要な教育研究成果

『言語教育における言語・国籍・血統――在韓「在日コリアン」日本語教師のライフストーリー研究』(単著) 出版社:明石書店 発 行:2016年2月 日本で生まれ育ち、成人してから帰韓した在韓「在日コリアン」の日本語教師のライフストーリー・インタビューをもとに、彼らの言語/教育経験とアイデン ティティに着目しました。母語として身につけた言語が属する共同体の主要な国籍や血統を有していないことが言語教育の現場でどのような意味をもつのかを考察しています。言語の複数化を促すという言語教育が本来もつ機能と矛盾する言語教育における「単一性志向」の存在を問題化しています。 【参考】ホームページ http://www.gbki.org/tanakarina.html

主要業績 論文

「日本語教育学としてのライフストーリー研究における自己言及の意味-在韓「在日コリアン」教師の語りを理解するプロセスを通じて」(単著)『日本語教育学としてのライフストーリー -語りを聞き、書くということ』277-291頁 くろしお出版 2015.10

論文

「言語教育における「単一性志向」――帰韓した在日コリアン教師の言語/教育経験とアイデンティティに関する語りから」(単著)『わたしはどのような教育実践をめざすのか――言語教育とアイデンティティ』113-141頁 春風社 2013.10

論文

「「日本語=日本人」という規範からの逸脱―「在日コリアン」教師のアイデンティティと日本語教育における戦略」(単著)『リテラシーズ-ことば・文化・社会の日本語教育へ-』9 1-10頁 くろしお出版 2011.8

論文

「「カテゴリー」化されることへの拒絶とその戦略的利用――在日コリアンとして生まれ育った在韓日本語教師の「日本語」の意味づけをめぐる語りを手がかりに」(単著)『移民研究年報』17 2011.3

学歴

2005年3月 早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了 2013年3月 早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程修了

最終取得学位

2013年2月 博士(日本語教育学)(早稲田大学)

担当ゼミナール
日本語教育学研究 ―多言語多文化社会と日本語教育―
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