教育目標・方針

人材養成目的

フェリス女学院大学は、「キリスト教を教育の基本方針となし、学問研究および教育の機関として、女子に高度の教育を授け、専門の学問を教授研究し、もって真理と平和を愛し、人類の福祉に寄与する人物を養成することを目的」(学則第1条)としている。
さらに、時代に先駆けて「キリスト教の信仰に基づく女子教育」を志した創立者メアリー・E. キダーの建学の精神を教育の基本方針となし、フェリス女学院の長い歴史の中で育まれてきた教育理念「For Others」を実践し、真理と平和および人類の福祉に寄与するとともに、新しい時代を切り拓くことができる豊かな教養および芸術的・文化的素養を身に付けた女性を育成することを教育の目的・使命としている。
上記の目的を実現するために、本学は以下の能力および知識・技能を修得・涵養し、総合的に活用できる人材を養成することを教育目標とする。

(1)教養および専門的知識・技能
(2)言語運用能力
(3)課題発見・解決能力
(4)コミュニケーション能力
(5)他者との協働・共生力
(6)新しい価値の創造力

三つの方針

フェリス女学院大学は、人材養成目的の実現のため、以下の能力を修得し、卒業要件を満たした者に対して学位を授与する。

1. 基本的教養および専門分野における様々な知識・技能を修得し、活用する能力。
2. 高度な外国語運用能力および専門的な日本語運用能力。
3. 批判的な思考力と高い倫理性をもとに、自ら課題を発見・解決し、現代社会に存在する諸問題に対処する能力。
4. 他者と効果的にコミュニケーションを図り、自己を的確に表現し発信する能力。
5. 多様な文化・価値観をもつ他者を理解し、他者のために働き、他者と共生する能力。
6. 進取の気性に富み、伝統を尊ぶ精神をもち、新しい価値を創造する能力。

フェリス女学院大学は、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる知識・技能などを修得させるために、次のような方針でカリキュラムを編成している。

1. 教養および専門的知識・技能を修得させるために、共通科目・専門科目およびその他必要とする科目を体系的に編成し、講義・演習・実習を適切に組み合わせた授業を開講する。
4年間を通して学修の基礎となる共通科目として、必修科目「キリスト教」を中心に、「知のフロンティア科目」、「実践教養科目」、「フェリス教養講義科目」、「健康・スポーツ科目」、「語学科目」、「留学生科目」を開設し、「全学教養教育機構(CLA)」のもとに置く。また、実践的教養を深めることを希望する学生のために「Ferris+ 実践教養探求課程」を置く。
専門科目に関しては、各学部学科に、専門分野の中核となる知識・技能を体系的に学修できるよう科目を適切に配置する。
科目間の関連や科目内容の難易度を表現するナンバリングを行い、カリキュラムの構造を分かりやすく示すためにカリキュラムマップを作成する。また、学生一人ひとりが主体的な学びができるよう適切なアドバイスを行う。
2. 各学生が、必要とする言語運用能力を身に付けるために、多彩な語学科目、語学コースを置く。語学科目には、「英語」、「初習外国語」、「教養外国語」、「日本語」からなる4つの科目群(10言語)を置き、学生が自らの希望に応じて選択することを可能とする。また、語学コースには、「インテンシブ・コース」、「スタンダード・コース」、「2か国語履修コース」を置く。
3. 新しい時代を切り拓くことを可能とする課題発見・解決の方法を修得させるために、1年次から4年次まですべての年次に、批判的な思考を培う少人数編成の演習科目を配置する。
4. 研究・就業・生活などで必要とされるコミュニケーション能力を身に付けるために、各演習科目、学外での実習科目およびアクティブ・ラーニング型の演習科目など、インタラクティブな授業を置く。
5. 他者と協働・共生できる力を身に付けるために、異なる文化や、多様な社会的価値観をもつ他者を理解し、幅広い視野をもつための授業を置く。
6. 分析力・理解力・表現力を高め、新しい価値を創造する能力を身に付けるために、各専門分野の専門的知識・技能を修得させる、双方向的かつ少人数の授業や各種演習科目を置く。

最終学年では、卒業論文・卒業制作・卒業プロジェクト・卒業演奏などの形で、学生は4年間の学びを総括する。
各科目の授業のシラバスには、受講生に求める課題や学修内容、事前・事後学修の内容等を記載するとともに、評価方法・評価基準についても明記する。また、成績評価については、厳正な評価を行うことを目的としてガイドラインを設け、このガイドラインを公表する。

本学の建学の精神および教育理念を理解し、入学を志願する者が、個性と得意分野を活かして受験できるよう多様な入試制度を設けて選抜を行い、基礎的能力と学修意欲をもつ者を受け入れる。
入学試験では、知識・技能、思考力・判断力、表現力等の能力、主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度を評価の対象としている。

各学部・研究科の人材養成目的と三つの方針についてはこちらからご覧ください

アセスメント・ポリシー

本学では、人材養成目的に掲げた教育目標、及び、ディプロマ・ポリシーに定めた教育成果の到達度を高めることを目的として、次のような評価方法で、教育の現状を定量的・定性的に把握し、測定する。

(1) 授業アンケート
授業の改善を図り、学生の学修を促進させるために、次のように授業アンケートを実施する。
① 授業期間中 授業への要望に焦点をあてた授業アンケート
② 授業終盤  学習者の自己評価・成長に焦点をあてた授業アンケート
上記2回の授業アンケートの結果を受けて、授業改善を図るために、各教員は「改善計画」を提出する。なお、「改善計画」は学生及び教職員に公開する。

(2) 学修行動調査
本学の教育(カリキュラム、授業形態など)を検討する上での基礎データ取得と各種施策が学生に与えている影響を把握するために、学修行動調査を実施する。学修行動調査は、経年変化や、他大学の状況との比較などの分析を行うことにより、本学の教育の質の向上に活用する。

各学部学科の専門的知識・技能を通して修得する分析力・理解力・表現力、新しい価値を創造する能力などについては、卒業論文・卒業制作・卒業プロジェクト・卒業演奏などにおいて、独自の評価指標に基づき、その学修成果を測定・評価する。

カリキュラム・ポリシーに則して作成されたシラバスや体系的なカリキュラムマップ、厳正な成績評価と、上記の評価の結果を連動させることにより、本学の学修の質保証を確保する。
その他、学生生活におけるサービスや施設など学修環境に関する満足度調査を実施し、教育環境や学生支援の改善に活用する。

フェリス女学院大学の教育研究活動の方針

フェリス⼥学院⼤学は、建学の精神である「キリスト教の信仰に基づく⼥⼦教育」及び学院の⻑い歴史の中でモットーとしてきた教育理念「For Others」に基づき、「フェリス⼥学院⼤学の教育研究活動の⽅針」を制定し、本学のさまざまな活動の更なる向上に取り組んでいきます。「フェリス⼥学院⼤学の教育研究活動の⽅針」は、建学の精神及び教育理念のもとに置かれ、かつ⼤学の中期計画・事業計画等の策定の指針となり、また、⾃⼰点検及び評価の際には、この⽅針に基づいて教育研究活動の質の向上及びその活性化を⽬指します。