2020年度前期授業開始にあたって〜学生・父母等保証人の皆様へ学長からのメッセージ〜

学生・父母等保証人の皆様

新緑が目に入る季節となりましたが、新型コロナウイルスによる脅威はいまだ拡大を続けております。
本学では、このような状況の中、まずは人命の尊重を最優先し、その上で教育研究機関としての責任を果たすべく、検討と準備を進めてまいりまして「2020年度前期授業開始及びオリエンテーションについて(4月1日版)」にてお知らせのとおり、4月22日(水)から授業を開始し、5月13日(水)までの間は「遠隔授業」の形で授業を実施いたします。

「遠隔授業」と申しますのは、先のご案内(「2020年度前期授業開始のためのお願い」3月31日大学公式サイトで発信)にも記させていただきましたが、①本学学生専用ポータルサイト「FerrisPassport」やemailを利用して資料や課題を提示する、②撮影した講義映像や講義資料のスライド等をインターネットを介して提示する、③Web会議システムを用いて同時双方向の授業を行う、等の方法を組み合わせて実施する授業形態となります。①と②については、従来からも活用してきた形態ではありますが、③については今般の感染防止の下で初めて運用する形態になります。

検討を始めた当初は学内でも様々意見がありましたが、3月中旬以降の会議から順次、Web会議システムの利用を始め、延べ10回近い学内の研修を経る中で、授業によってはむしろ良い効果が期待できそうだといった声も聞こえるまでになりました。私としては、これまでの経験から対面による授業が最善の形態であると現時点では認識しており、遠隔授業はあくまでも次善の形態と考えているところではありますが、感性豊かな学生たちとともに、私たちの想像を超えた学修成果が生まれることも大いに期待しているところでございます。

本学では、授業期間中は遠隔授業となっても、上記の形態により自宅学修のための課題を課すこと、また、授業期間終了後には例年より長い補講期間を設定し、十分な学修時間を確保すること等により、授業形態が変更となっても各授業において対面授業と同等の教育効果、授業内容の充足に努めてまいりたいと存じます。

さて、学事日程としては、次のとおりとさせていただきます。
前期授業開始:4月22日(水)
前期授業終了:7月23日(木)
詳細な学事日程は、決まり次第、大学公式サイト及びFerrisPassportで掲示いたします。

コロナ禍以前からも、全世界において、学びや仕事のデジタル化・遠隔化が試みられておりましたが、今回の事態を受けて、その動きは急激に進展すると考えられます。コロナ禍が収束した後もこの傾向は後戻りすることはないと思います。したがいまして、現在、当該スキルを身に付けることは、将来、学生の皆様が社会に出た後にも無駄にならず、むしろ有益であると考えております。また、本学は少人数教育を大切にしております。遠隔授業においても一人ひとりへの手厚いサポートを行ってまいります。

皆様方には、パソコン等の機器や通信環境の整備の面で、ご負担をお掛けすることになりますが、何卒ご理解の程をお願い申し上げます。
授業以外では、学生の心身の健康状態については、学生支援センターにて遠隔(電話やWebカウンセリング等を利用)での相談対応を進めております。また、就職活動支援においても個別相談等の遠隔での対応を既に始めているところであります。いずれも学生の皆様には「FerrisPassport」にて周知しておりますので、必要があればそれら窓口をご利用ください。

また、新入生以外の方には、例年4月末に学生納付金の口座振替をお願いしておりましたが、2020年度については6月末に変更とさせていただきたく、現在準備を進めております。あわせて、経済情勢の見通しも不透明な中にありますので、納付遅延のご希望への対応や奨学金等に関するご相談につきまして、同封の事務連絡でご案内させていただきたく存じます。

5月14日(木)以降の授業実施方針については4月29日(水)までに改めて大学公式サイトでご案内いたしますが、現時点において新型コロナウイルス感染症の収束の目途がつかないことから、今年度前期の授業に関しては、すべて遠隔授業とすることも視野に入れざるを得ない状況にございます。この異常な状況の下での学修を進めなくてはならない学生お一人おひとりにとっての学修機会を最大限有効なものにすべく、教職員一同真摯に取り組んでまいりますので、引き続きご理解とご協力をお願い申し上げます。

末筆ではございますが、皆様及びご家族様のご健康を心からお祈り申し上げます。

2020年4月20日
フェリス女学院大学
学長 荒井真