小ヶ谷千穂教授が、コミュニケーション学科「共生のフィールドワーク」についての論考を『多様性との対話~ダイバーシティ推進が見えなくするもの』に寄稿しました

文学部コミュニケーション学科専門科目である「共生のフィールドワーク」での学生の経験をもとに、小ヶ谷教授が「共生」概念とその実践について検討した論考、「共生を学び捨てる――多様性の実践に向けて」が掲載された書籍が刊行されました。

『多様性との対話~ダイバーシティ推進が見えなくするもの』
岩淵功一(編著)
岩淵功一、新ヶ江章友、塩原良和、髙谷幸、河合優子、林香里、貴戸理恵、清水晶子、出口真紀子、小ヶ谷千穂、村田麻里子、松中権(著)

出版社:青弓社
発行日: 2021年3月26日
執筆教員:小ヶ谷 千穂教授(文学部コミュニケーション学科)

多様性の時代だと言われる。多様な背景をもつ人材の活用が革新的な創造性を高めるとして、企業、政府、地方自治体、教育機関、NGO/NPO、市民団体で多様性/ダイバーシティを奨励する動きが活発化している。
多様性/ダイバーシティの推進は女性、LGBT、障害者などの社会的なマイノリティの存在に目を向ける一方で、有用で受け入れやすい差異を選別化することで、いまだ続く差別・不平等を見えなくするとともに、新たな包摂と排除を生み出してもいる。
多様性/ダイバーシティの推進により建設的に取り組むには、構造化・制度化された差別・不平等の複雑な作用を理解して、様々な差異を平等に包含する方途を考え続けること、つまり、多様性と対話することが必要不可欠である。
LGBT、ジェンダー、移民、多文化共生、視覚障害者、貧困、生きづらさ、当事者研究、インターセクショナリティ、教育実践――様々な分野の多様性との対話を通して、それらが抱える問題点を批判的に検証し、差別構造の解消に向けた連帯と実践の可能性を探る。

(出版社HPより)