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現代家族と福祉:「現代の家族とこれからの福祉を考える

国際交流学部 国際交流学科
金 香男教授

Q. 家族って何?
A. 「家族」というのはとても身近な言葉ですね。歴史的にみても、一人ひとりの生活のよりどころとして、また社会の基本単位として重要な役割を果たしてきました。しかし、家族というテーマは、人によって楽しいものであったり、重苦しいものであったり、その人の置かれている状況によって変ってきます。家族のあり方は、自分の経験や時代によってさまざまで唯一のカタチがあるわけではありません。

Q. 福祉って何?
A. 「福祉」とは、社会で幸せな生活、人間らしい生活をすることです。特定の困った人ではなく、社会に生きるすべての人の幸せを目指すといってもよいでしょう。子どもも大人も高齢者も、男性も女性も、障がいのある人もない人も、私たちは誰もが幸せに暮らしたいと思っています。そして「幸せ」とは、実は毎日の暮らしの中にあり、周りの人たちや社会から離れて成り立つものではありません。わたしの幸せは、わたしを取り巻く人たちや社会の仕組みとどこかでつながっているのです。

Q. 誰もが安心して暮らしやすい社会とは?
A. 人間は、この世に生まれてから人生を終えるまで、生活を送る上でたくさんの出来事に遭遇します。「病気になったら」「失業したら」「障がいを持ったら」など、日常生活における解決すべき問題や課題はさまざまです。家族の多様化が進む社会では、生活に必要な機能を満たすために外の制度やサービスをどのように活用するかが重要となります。

厚生労働省編『厚生労働白書』平成24年版より

厚生労働省編『厚生労働白書』平成24年版より

家族という身近なテーマを掘り下げることは、社会全体の仕組みや福祉サービス、社会保障制度など、人間生活の全般にわたって深く考える学びにつながります。自分の身の周りで起きていること、それはあなたやあなたの家族にどう影響しているのかについて考えてみましょう。
家族と福祉について学ぶことは、未来の社会を人々が生きやすくデザインする学びにつながっています。みんなが安心して暮らす社会づくりのために、まずは現代家族と福祉を取り巻く現状を知ることが大切なのです。