副専攻制度:エンタメ
「好き」を、社会に仕掛ける力に変える。
※ゲーム制作への理解を深めるために市販のゲームソフトに触れる機会があります。
アニメ、マンガ、ゲーム、音楽、映画----。 あなたが日常的に楽しんでいる「エンタメ」を入口に、文化・人文・AI・情報の視点から「好き」を社会に仕掛ける力を体系的に学ぶ新しい副専攻です。 作品を「楽しむ」だけでなく、「なぜ面白いのか」「どうすれば人に届くのか」を学問とビジネスの両面から探究します。
フェリスの人文・音楽・語学の学びに、AIテクノロジーを掛け合わせることで、エンタメの力で社会に仕掛け,動かす「プロデュース力」を身につけます。映像・メディア系の学びで「表現して伝える技術」を磨きつつ、エンタメ副専攻ではフェリスならではの人文・音楽・語学の強みを生かして何を・誰に・なぜ届けるかという「意味をつくり,設計する力」を育てます。
フェリスならではの「超・実践&最先端」授業の例
講義を聴くだけの座学ではありません。本副専攻では、日常のエンタメを素材に、自分の手を動かして「分析・実装・表現・ビジネス(届ける)」の 4 つのプロセスをすべて授業で体験できます。
- 【分析】CM・アニメ・ドラマのヒットの法則を解剖する「メディア分析」
メディア分析(2) 竹野 真帆 准教授
私たちが日常的に触れている CM やアニメ、ドラマには、人の心を動かす「物語の仕掛け」が隠されています。作品の構造をロジカルに分析するプロの手法を習得し、ヒット作の訴求構造を読み解く力を養います
- 【実装】『信長の野望』開発マインドを学ぶ「ゲームプロデュース」
プロジェクト演習(4) 竹野 真帆 准教授
日本を代表する歴史シミュレーションゲーム『信長の野望』『三國志』などを手がけるゲーム会社出身の元プロデューサーが授業を監修・協力。学内に「小さなゲーム会社のプロジェクトチーム」をイメージしたスタジオを立ち上げ、プロデューサーやディレクター、プランナーなどの役割を分担し、現場さながらのゲーム開発を体験します。
- 【表現】プロのライブ演出や VJ を形にする「映像プログラミング」
「音楽とクリエーション応用1(コンテンツ)(2)」中西 宣人 准教授
現代のデジタルアートや有名アーティストのライブ演出の最前線で使われているビジュアルプログラミング環境「TouchDesigner」と、音楽ソフト「Ableton Live」を導入。音と映像をリアルタイムに連動させ、VJ(ビジュアルジョッキー)や体験型アート作品を自作する最先端クリエイティブに挑戦します。
- 【ビジネス】音楽やブランドのファンをつくる「ストーリーテリング・マーケティング」
物語と音楽(1) 船越 理恵 准教授
「物語」を使って共感を生み出し、ブランドの価値を伝える「ストーリーテリング」は、現代の企業に不可欠なマーケティング手法です。オーケストラ、音楽フェス、コンクールなどのケーススタディや、実際のアーティストブランディング、広報・PR の戦略づくりにグループ演習で挑み、社会で実践するためのビジネススキルを身につけます。
この副専攻が育てる「社会で活躍する人」
私たちが目指すのは、単にエンタメ作品を消費する側でも、一握りのプロデューサーを育てることでもありません。エンタメの「人の心を動かす仕掛け」や「テクノロジー」を駆使してコンテンツを企画し、それをかたちにすることで社会に「新たな価値を生み出す」人です。
たとえば......
- 自治体の「ポイント還元事業」のような、高齢者や外国籍の方には複雑で分かりにくい制度を、ゲーム感覚で直感的に楽しく操作できる案内システムに落とし込む。
- 企業の新しいサービスや理念(SDGs など)の難解なメッセージを、ストーリーテリングや映像プログラミングを用いて、誰もが共感できる形で発信する。
- 企業・組織の理念や考えを、「義務」として押し付けるのではなく、自然とロイヤルティ(帰属意識や愛着)が湧き上がる(=ファンになる)ような研修や社内広報を企画・設計する。
このような「伝えるプロ」になれるからこそ、各業界・企業から「ぜひ一緒に働きたい」と期待される人になれます。
この副専攻で身につく4つの力
日常のコンテンツを入口に、文化・人文・AI・情報の面からアプローチし、以下の力を養います。
- 作品を分析し、説明する力:流行やヒットを「時代・社会とのつながり」から構造的に読み解き、論理的に説明できる力を養います
- 心を動かし、伝える力:言葉・映像・構成・デザインを組み合わせて、「多様な人びとの心」に届く形に編集・デザインする力を磨きます。
- 社会へ届く企画・発信力:「誰に・どう届ければ価値になるか」を考え、アイデアを形にして世の中に発信するプロデュース力を身につけます。
- AI・テクノロジーの活用力:データサイエンスやプログラミング、AIをはじめとする「最新のテクノロジー」を使いこなし、メディア分析や新しい表現の創出に活かすスキルを習得します。
授業例
学んだことを活かして、実際に「つくる」「発信する」実践的な授業が豊富です。
- 【表現・テクノロジー】 データサイエンス入門 / プログラミング演習 / ネットアプリ制作演習 / コンピュータ音楽制作 / アニメ・ゲーム音楽の製作技法 / メディア制作
- 【企画・プロデュース】 コピーライティング演習 / 編集を学ぶ / 視覚デザイン / メディア分析 / 編集的思考入門
こんな人に向いています
- 作品や物語を,「なぜ面白いのか」という仕組みから深く理解したい人
- 人の心を動かす表現、映像、デザイン、言葉に興味がある人
- エンタメとAI・国際性・ビジネスをつなぐ実践的なスキルを身につけたい人
- 将来、企画・編集・プロデュース・広報などの仕事に携わりたい人
将来の活躍イメージ
目指すのは、コンテンツを「企画し、意味を与え、社会に届け、価値を生み出す人材」です。エンタメ業界はもちろん、IT・メーカー・流通・自治体など、各業界の「企画・伝える部門」で力を発揮できます。
- 企業の理念や社内研修、新しいサービスの意義を、共感を呼ぶ形にして伝える仕事(人事・総務・広報・研修、インナーブランディング担当)
- 自治体や公共サービスの「伝わりにくい仕組み」を、誰もが楽しく使いやすい形にデザインする仕事(DX 推進・地域協働)
- 商品やサービスの魅力を伝えるマーケティング、広報、SNS プロモーション、ブランド発信
- 映画・アニメ・ゲーム・音楽業界の企画職、プロデューサー、ディレクター、演出家
- メディア、出版、広告、イベント演出、UX デザイン、ライティングの仕事