心理コミュニケーション学科
(2025年4月開設)
多様性や共生の「理想」を社会の中で「実践」する視点と方法を身につける
「誰もが生きやすい、多様性に満ちた社会」-みなさんが、一度は思い浮かべたことがある理想の社会の形でしょう。でも、それを「どうやって実現するのか」という方法は誰も教えてくれませんでしたね。共生社会の「理想」を自分たちの手で「現実」にするための「発想」と、それを実践するための「方法」を身につけるのが、心理コミュニケーション学科です。さまざまな困難を抱える人々の「心」に寄り添い、多様な人々をつなげる新しい「メディアツール」を通して、目に見える形での「共生社会を創る」ための実践。それが、心理コミュニケーション学科のめざす、新たな時代の「コミュニケーション」の形です。
心理専攻
心理学、言語学、社会学など複数の分野を学び、人の行動の背景・心の問題や、心理学と結びついた言語(異文化)コミュニケーションへの理解を深めます。心理学関連の資格取得(認定心理士/公認心理師の学部科目を履修した場合)が可能です。
メディア専攻
人と人をつなぐ役割を担う、多様なメディアを活用した「心」の伝え方を学びます。コンテンツ、アプリケーション、コンピュータ音楽制作、映画研究、調査、取材、出版、編集デザイン、分析の実践的なスキルを修得できます。
共生コミュニケーター専攻
国際社会学、ジェンダー論、多文化共生論、日本語教育学などの理論とフィールドワークにより、多文化・多言語社会をコーディネートするスキルや、コミュニティ通訳として現場で活躍するためのスキルを身につけることができます。
目指せる進路
社会調査士/医療・福祉・養育(療育)施設/コミュニティ通訳/記者・編集者/広告会社/映像・デジタルコンテンツ制作会社/IT・ソフトウェア会社/調査会社
取得可能な資格
認定心理士/公認心理師(学部単位の取得)/日本語教員
学科主任メッセージ
変化する社会を読み、新たな視点と発想で多文化共生社会をつくろう
心理コミュニケーション学科主任 小ヶ谷 千穂 (2025年4月就任予定)
人々が世界中を移動しグローバリゼーションが進む中で、異なる価値観や文化の共存は重要な課題です。他方で、性別による不平等は根強く、また生きづらさを抱える人たちも多いのが現実です。本学科で学ぶのは、個人のこころの問題や、社会が抱える課題を具体的に解決するための視点や手法です。刻々と変化する社会で大切なのは、時代に合った人や集団との関わり合い方を見出すこと。そのため、実務経験者やジャーナリスト、地域社会の相談支援者など豊富な現場経験を持った教員が、実践を通じてアクティブに新しい視点や発想を育てます。多文化共生社会で必須の力をみがきましょう。