心理専攻
心理学、言語学、社会学など複数の分野を学び、人の行動の背景・心の問題や、心理学と結びついた言語(異文化)コミュニケーションへの理解を深めます。心理学関連の資格取得(認定心理士/公認心理師の学部科目を履修した場合)が可能です。
学びのポイント
こころを理解するために心理学のさまざまな分野での考えや発見にふれる
心理学概論をはじめ、発達心理学、臨床心理学概論等の科目を通して、心理学的にこころを捉える視点を身につけます。
こころを捉えるための具体的な方法を実践的に学ぶ
行動やことばをデータとして収集・分析・考察し、直接捉えることが出来ないこころにアプローチする方法を学びます。
こころの問題や困り感に寄り添い支援するための具体的な方法を身につける
心理的アセスメントや心理実習などを通して、現代社会におけるこころの問題・困り感への支援方法を身につけます。
カリキュラム
Pick Up授業
コンピュータによる調査データの解析
エビデンス・ベーストな視点に立った計画・決定が重視される現代、大学での学修においても高度なデータ解析力が求められます。授業では統計解析用ソフトを使い、独自のデータ解析を実施できる力を身につけます。
心理学的支援法
発達的問題も含めた心理的困難を伴う対象への支援について、演習要素を含めて学修。家族や関係者における心理的問題などへの理解も深めていきます。これらの知識を基盤として、支援方法を修得していきます。
専攻で扱う学びのテーマ例
- こころを理解するとはどういうことか考える
- 現代社会のこころの問題について考える
- こころと行動・ことばの関係を理解する
- こころの専門家の支援方法について知る
- 心理学の視点から社会を分析してみる
ゼミ一覧
言語研究ゼミ
音声音韻・文法・語彙・談話を対象として、音響音声学・記述言語学・言語行動学・心理言語学などの基本から最先端の研究手法を修得し、全国学会への参加もめざします。
心の健康と援助の研究ゼミ
心の健康やそれに関わる人・環境の要因について実証的な研究を行い、探求します。発表と議論を通して、主観のみにとらわれずに考察する力を身につけます。
学校臨床心理学ゼミ
学校現場で生じる子どもたちの適応の問題、対人関係の課題、学齢期の子どもたちが抱える精神健康の問題に対して臨床心理学ができる支援方法について学び、考えます。
社会心理学・文化心理学ゼミ
社会心理学・文化心理学について研究を行います。3年次は4年次の発表を聞き心理学の知識を深め、4年次は発表への意見を通じて卒業論文を作成します。
発達&教育サポート・対人コミュニケーションゼミ
発達心理学・教育心理学・社会心理学など関連領域の基本的な概念を理解し、研究方法の修得をめざします。学年の枠を超えた活発な意見交換も行います。
日英語比較分析ゼミ
さまざまなコミュニケーションの取り方を比較し、ことばと心理、文化の関係を探ります。発表と分析実践を通して実際の談話を分析する力をつけます。