国際交流

レジデント・アシスタント（RA）とは？
海外協定校（韓国、中国、台湾、インドネシア、フィリピン、ドイツ、スペイン、スロバキアなど）の交換留学生が居住する国際学生交流会館で一緒に生活し、サポートする学生です。留学生の住民登録の付き添いや会館周辺の案内、キッチンなど共有スペースの使い方、ルールの説明、交流イベントの運営など、国際課・寮長と協力して日々活動しています。

応募のきっかけは？
地元で留学生と交流する機会があった時に、日本文化を教えることの楽しさを感じた。それと同時に「海外の人と話す」ということに緊張してなかなか言葉が出なかったので、もっとたくさんの国の人と関わって話すことができるようになりたいとい思い応募した。（2021年度RA　国際交流学科2年）

自分が留学生の立場を経験したこと。フェリスの交換留学制度を使いカナダへ行った時、現地で「留学生」として過ごす中で自分はフェリスの留学生について何も知らないことに気づき、帰国後は何らかの形で留学生と交流したいと応募した。(2023年度RA　国際交流学科4年)

日常の活動を教えてください
新型コロナウィルスの流行によりイレギュラーな状況下での活動となったが、留学生とは密にコミュニケーションをとるよう心がけながら活動を行った。活動を通してサポートする側、される側という関係から留学生の友人として関わることができ充実した寮生活を送ることが出来た。(2020年度RA　音楽芸術学科2年)

留学生には留学生の輪があり、あまりでしゃばったことをしたくなかった。けれど、留学生から質問や要望があったら即対応をした。（2022年度RA　国際交流学科2年）

主に食堂で一緒に食事をしたり、空き時間に雑談する中で近況を聞き、必要であればサポートした。寮内での留学生との交流はまるで友人と共同生活しているかのように楽しく活動できた。(2023年度RA　国際交流学科4年)

毎日の生活や思い出に残っていることは？
今まで常識だと思っていたことは国によっては常識ではないことを痛感した。異文化に触れあう機会が多く、非常に学びが深まった。(2021年度RA　国際交流学科2年)

留学生が来日したばかりの時に、お誕生日を迎えた留学生をサプライズでお祝いしたこと。RAとしての活動も始まったばかりでどのような距離感で留学生たちと接すればいいのか不安もあったが、このイベントを機に留学生たちとの仲が深まったように感じる。(2023年度RA　国際交流学科4年)

大変だったことはありますか？
留学生と信頼関係を築きながらコミュニケーションを取ることを努力した。私自身の留学の経験から、彼女たちが何を求め、どのように行動したら最善かを常に考えながら行動した。その際、積極的に何が疑問かを話すことを意識した。相手の事情を考え、自分が何を求められているかを考えることが大変だった。(2022年度RA　国際交流学科2年)

留学生によって求めるサポートのアプローチが違ったこと。こちらからの声かけを待っている留学生もいる一方で、留学生が相談してくるまでは特に触れてほしくないと考える留学生もいた。しかし今振り返ると、それらの時間も様々な人との距離感を学べる良いきっかけになった。(2023年度RA　国際交流学科4年)

良かったことは何ですか？
RA活動を通じて普通のアルバイトでは経験できない貴重な体験ができた。行政の公的な手続きの仕方やメールの書き方を学ぶことができた。留学生とのコミュニケーションを通じて様々な価値観を学ぶことのできる機会は滅多にないので、RAという仕事に巡り合えてよかったと強く感じている。(2020年RA　音楽芸術学科2年)

今まではニュースで取り上げられている出来事も特に自分とは関係のない他国での出来事だとスルーしてしまっていたことが、「他国」から「友人の母国」という認識に変わることで、他人事ではなくなり、気づけば世界情勢をより興味を持って追うことが出来るようになった。(2023年度RA　国際交流学科4年)