文化表現学科
(2025年4月開設)
時代と国境をこえて、文化を学び表現する
なぜ人を感動させる映像作品や音楽は、国境をこえて評価されるのでしょう。なぜコミックであれダンスであれ、美しいものは時代をこえて人の胸を打つのでしょう。時代と国境をこえて育まれてきた文化のなりたちと、新しい時代を表現していく方法を学ぶことは、人類の豊かな営みにふれ、それを継承していくことでもあります。文化表現学科でさまざまな世界の言語や文化、音楽・身体表現を学び、自分にしかできない「表現のかたち」を見つけてみませんか。
ヨーロッパ・アメリカ専攻
人は喜びと悲しみ、笑いと悩みをどう受け止め、表現してきたか―その深さと多様性を欧米文化の中に探ります。歌(音楽)・小説・演劇・映画から芸術・デザイン・服飾・食文化まで、解釈し発信する力を養います。
日本・アジア専攻
日本の言葉の歴史を知り、文学・音楽・アニメなどを社会的視点から分析します。また、中国・韓国の文化や日中・日韓の文化交流について理解を深めます。興味ある題材を探究し、高度な読解力と表現力を修得します。
音楽・身体表現専攻
クラシックからポピュラーまでの音楽、作・編曲、演奏や、世界のダンス、サウンドデザインやコンテンツ制作などを実践的に学び、ビジネス知識も得ることで創作・表現活動を可能にする力を身につけます。
目指せる進路
コンテンツ産業/広告/出版社/外資系企業/公務員/観光業/公共施設職員/大使館スタッフ/クリエイター
取得可能な資格
日本語教員/中学校・高等学校教員(英語・国語)*
*申請予定。ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期等が変更となる可能性があります。
学科主任メッセージ
文化表現学科主任 吉田 弥生 (2025年4月就任予定)
日々の生活に利便性を与える物のデザインや安全性を確認するためのメロディ―この世界は文化表現で溢れています。長い歴史の中で育まれ、地域を超えて交流した数多の文化事象は、人間がその英知を注いで創造してきたものです。つまり、文化表現を探求することは、人間そのものを考察することになります。人間がなにを楽しみとし、どのようなものを美しいと感じてきたかを考えることは、実社会で役立つ感性を磨きます。本学科では、欧米・日本・アジアの言語・文学・演劇、舞踊、音楽などの芸術表現と向き合い、読み解き、成り立ちや交流、表現方法を探求します。さらに歴史・宗教等の諸問題について知識を養い、社会背景との関わりを学びます。これらの幅広い学びを通じてグローバル社会の多様な価値観に対する理解を深め、人間の表現活動に貢献できる能力と新しい時代を生き抜くための、みなさん自身の表現力を身につけましょう。