国際社会学科
(2025年4月開設)
平和で豊かな世界をつくりだすために ともに学びともに考える
心のゆとりがなくなった今、世界のできごとを学ぶことの意義が問われています。しかし、「おかしい」「悲しい」と感じることが世界でも日本でもたくさん起きていることに、みなさんは気づいているはずです。地球温暖化を食い止める手立ては見つかりそうに思えません。ビジネス環境は急速に変化して、働くことへの不安は消えません。戦争や貧困がなくなる気配はなく、心を痛めるニュースが続きます。国際社会学科では、社会に広がる「おかしなこと」を自分ごととして考えるための言葉を獲得できるようになり、「世界が、日本が、こうでないのはなぜか」を考える仲間に出会えます。
国際関係専攻
開発援助、人権問題、紛争解決のための政策、グローバル化が社会構造に与えた影響、女性と政治、多文化主義、持続可能な発展など国際社会における幅広い課題について、理論と実践を通して学びます。
地球社会・環境専攻
環境経済学、アジアの経済成長、開発と環境の関係、フェアトレード、法律と企業活動などを学び、海外現地実習では環境保護の最前線に触れ、改善の政策や方法を分析できるようになります。
国際ビジネス・観光専攻
国際経済、金融政策、経営、日本企業の成長戦略、マーケティング、ツーリズム、地域経済の理論と課題を学びます。観光を通じた地域創生の現場実習では、実務家レベルの基礎的なスキルを身に付けることができます。
目指せる進路
国際機関/商社/マーケティング会社/金融業/観光・旅行業/コンサルティング業/公務員
取得可能な資格
日本語教員/中学校教員(社会)*/高等学校教員(地歴・公民)*
*申請予定。ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期等が変更となる可能性があります。
学科主任メッセージ
国際社会学科主任 泉谷 陽子 (2025年4月就任予定)
いまはスマホひとつで世界中の情報を簡単に入手できます。便利な時代ですが、情報の洪水のなかで、何が重要で何が真実なのか判断に迷うことも増えてきました。世界はわたしたちが思っている以上に多様で複雑で、自国の常識で理解できないこともたくさんあるからです。グローバル化がすすむ世界を正確にそして深く理解するために、本学科では、政治・経済・法律・環境・国際ビジネス・観光などさまざまな方面からアプローチする学びを用意しています。また現在の世界の成り立ちを知るために欧米やアジアなど各地域の歴史を学ぶこともできます。本学科での学びを通じて、長期的な視野と現代社会を分析する力、自分と異なる他者への想像力をみにつけ、グローバル社会へ羽ばたいていってほしいと思います。