教員紹介・ゼミナール

教授

イギリス・ルネサンス演劇

イギリス文学・文化

近代初期のイギリス演劇を研究しています。シェイクスピアを中心とした演劇作品の言語や構造を掘り下げながら、そうした演劇が当時の人々の精神生活にどのような影響を与え、またイギリス文化の形成にどのように寄与したかを考察しています。

Robert Greeneの修辞学--The Card of Fancyにおける「遅延は危険」の意味-（pp. 4-13）
出　典：Shakespeare News vol.48 no.1
発　行：2008年10月

シェイクスピアと同時代の劇作家であるリリー、グリーン、ロッジ、マーストン、ナッシュ等の作品をエリザベス朝時代の文芸風土や社会制度の文脈の中に置いて研究しています。また、そうした劇作家とシェイクスピアとの相互の影響についても考察しています。

「エリザベス朝エピリオンの欲望と修辞」（単著）『フェリス女学院大学文学部紀要』第48号 2013

「継承と成功の破綻--『マクベス』試論」（単著）『逸脱の系譜』研究社 1999

「過渡期の閃光--ジョン・リリーの宮廷喜劇」（単著）『エリザベス朝演劇の誕生』水声社 1997.5

1991年3月　東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専攻修士課程修了
1993年3月　東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専攻博士課程中途退学

1991年3月　文学修士（東京大学）