教員紹介・ゼミナール

教授

日本経済史・日本経営史

日本経済史・日本経営史

近代以降の日本経済の歴史を、特に大企業の経営の面から研究しています。日本の経済システムが今日のような危機的な状況に陥った経緯について、歴史的な視点から考えてみたいと思います。なぜ日本経済がこのような状況に陥ってしまったのかを歴史的な面から理解し、危機を克服する方法をいっしょに考えてみませんか。

主に両大戦間期（第1次大戦と第2次大戦の間の時期）および戦時期の企業金融と資本市場を分析対象にしながら、戦後的な経済システムが形成された過程を検討してきました。特に、株主の権限が強いことによって特徴づけられる戦前の企業システムが、両大戦間期に後退していくプロセスに関心を持っており、以下の主要業績に挙げたものを含む何本かの論文を発表してきました。

『現代日本経済（第4版）』（共著）有斐閣 2019

「戦間期における『変態増資』と株主」(単著)『経営史学』第51巻第3号 経営史学会 2016

「戦前日本における『変態増資』と株式時価発行：日本鋼管の事例を中心に」（単著）『証券経済研究』第103号 日本証券経済研究所 2018

「株主アクティビズムの歴史的位置づけ」（単著）『企業会計』第70巻第5号 中央経済社 2018

2006年3月　早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程満期退学

2009年2月　博士（商学）（早稲田大学）