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教員紹介・ゼミナール

教員紹介

KIMIZU,Chisato

木水 千里 (きみず ちさと)

教育研究業績詳細はこちら

職位

准教授

専門分野

近代美術史・フランス文化論

教育・研究内容の紹介

20 世紀に見られる日本やアフリカの芸術といった非西洋文化への眼差し、写真や映画等の新しいメディアの登場、第二次大戦後のアメリカ美術の台頭などに着目し、フランスにおいて美術史がどのように形成されていったかを研究しています。授業では多元的な視点からフランス文化を考察します。

主要な教育研究成果

これまでは絵画や写真、映画といった様々な媒体を用い、20 世紀に米仏を跨いで活躍したマン・レイを研究してきました。その後は非西洋芸術の再文脈化だけでなく古典美術という自らの起源の相対化を手掛かりに、フランス美術のハイブリット性に焦点をあててきました。最近は、タシスムとシュルレアリスムの関係に着目し、アメリカの抽象表現主義以外の視点を取り入れ戦後の抽象芸術の多様性について研究を進めています。

主要業績 著書

『マン・レイ 軽さの方程式』、三元社、 2018 年、単著

著書

『アンドレ・マルローと現代 ―ポストヒューマニズム時代における〈希望〉の再生』、ぎょうせい、2021 年、共著(担当箇所「マルローと抽象芸術」)

著書

『マン・レイのオブジェ 日々是好物 いとしきものたち』求龍堂、2022年、共著(担当箇所「モダニズムの完成としてのマン・レイのレプリカ」)

論文

「1930 年代の言説の錯綜からみる抽象としてのシュルレアリスム、日仏美術学会会報 42号、2023年、単著

学歴

パリ第一大学 造形芸術・美学専攻 博士課程修了

最終取得学位

博士(芸術学)(パリ第一大学)

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