Ferris Alumni Gallery#23
戦略をカタチに スキンケアブランドの“売り方”をつくる
桝本 春佳
第一三共ヘルスケア株式会社
文学部 日本語日本文学科 2017年卒業
Category
文化表現学科/事務職
2026/03/17
現在のお仕事内容を教えてください
スキンケアブランドのセールスプランニングを担当しています。営業戦略全体を考えるところから、具体的な売り方やキャンペーンを企画し、実行していく仕事です。市場のデータを見ながら、「どんなお店で、どんな見せ方をすれば、お客さまに手に取ってもらえるか」を考え、プロモーションのアイデアを形にしていきます。企画した施策は、営業チームと連携し、店頭でどのように展開するかも考えます。その後、売上データなどを振り返り、「うまくいった点」「次に工夫したい点」を整理して、次の施策につなげていきます。
また、営業会議で戦略の方針を説明したり、営業からの問い合わせに答えたりするのも大切な役割です。新製品の採用状況をもとに初回生産数量を考える需給業務や店頭で使う什器やPOPなどの販促ツールを企画・発注したりもしています。戦略を考えるところから、現場での実行、結果の振り返りまで、一連の流れに関わることで、ブランドの成長を裏側から支えています。


仕事のやりがいを教えてください
自分たちが考えた戦略やキャンペーンが、営業の商談やお店での展開に実際に使われて、ブランドの評価アップや売上につながったと感じられる瞬間に、大きなやりがいを覚えます。この仕事は一人で完結するものではなく、営業、ブランドマネージャー、宣伝、サプライチェーンなど、さまざまな部署と協力しながら進めていきます。自分の担当分だけでなく、チーム全体の力が合わさって成果が出るところに、この仕事ならではのおもしろさと達成感を感じています。
近世文学を読み解く学びが、考えを言葉にする力に
私は吉田弥生先生のゼミに所属し、日本近世文化や近世文学について学びました。私たちはそのゼミの一期生で、舞台芸術の原作となった近世文学の作品を題材に、物語の背景や登場人物の心情を読み解きながら考察やディスカッションを重ねていました。同じ作品でも、人によって受け止め方が大きく違うことが面白く、近世文学の解釈を発表した際には、グループのメンバーからの質問や意見を通して、自分にはなかった視点に気づかされることが何度もありました。一度立てた考えにこだわるのではなく、相手の意見を踏まえて柔軟に考え直す姿勢が、ゼミでの対話を通じて自然と身についたと感じています。また、授業で扱うテキストだけでなく、興味を持ったテーマをさらに深めるために図書館で関連する資料を探し、自分なりに読み込んで整理してから議論に参加するようにしていました。
自分で考え、それを自分の言葉でわかりやすく伝える力は、今の仕事で営業会議の場で戦略を説明したり、社内のさまざまな部署と調整したりするときに大きく役立っています。フェリスでの、仲間との対話を通じて視野を広げていく学びが、今の私の発信力とコミュニケーションのしっかりとした土台になっていると感じています。
高校生へのメッセージをお願いします
大学では、学びも過ごし方も自分で選ぶことができます。そのため、どのように過ごし、何を感じるかは人それぞれだと思います。私自身、授業や対話を通して「考える習慣」や「自分の意見を持つこと」を身につけたことが、社会に出た今も仕事の基盤になっています。
また同じような志や関心を持つ仲間に出会えたことは、大きな財産となりました。一緒に学んだ友人たちは考え方も近く、今でもどんな悩みもどんな姿もさらけ出せるような、とても大切な存在です。正解がないからこそ迷うこともあると思いますが、その時間も含めて大学でしかできない経験だと思います。大学での時間を大切に楽しんでください!

※所属・仕事内容は取材当時のものです。
My Career
- 01学生時代
言語や歴史に興味があり、日本文学について学ぶ
- 022018年
営業担当として、取引先との商談や提案活動を行う
- 03今後の目標
一つひとつの経験を積み重ね、専門性を高めていきたい
現在に生きる
フェリスの学び
- 学生時代の経験
- 授業やゼミを通して、必要な情報を選び取り、まとめる経験
- 身についた力
- 必要な情報を見極め、整理する力
- 仕事で活きた場面
- 市場やブランド状況などの情報を整理し、施策や戦略を検討する場面
※所属・仕事内容は取材当時のものです。
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