フェリス女学院大学がAI チャットボット「Ferris Chat」を導入―学生の利便性向上・窓口の密の回避・業務効率化を目指す―

フェリス女学院大学(横浜市泉区、学長:荒井 真)は、学生が窓口に出向いたり、学生ポータルサイトへの問い合わせをすることなく、学生生活で生じた質問や疑問を即時に解消できるようにすることを目的として、AI チャットボット「Ferris Chat」を導入しました。「Ferris Chat」は株式会社DTS WESTが開発したAI FAQ ソリューション「kotosora」を本学向けにカスタマイズしたものです。導入後は学生の利便性向上に加え、窓口来訪者数を抑制することによる学生の密集回避および業務の効率化を目指しています。
Ferris Chat https://kotosora.jp/ferris/faq.php

「Ferris Chat」導入の目的
学生の利便性向上
大学から学生へのさまざまな連絡は、日常的に学生ポータルサイトを通じて行われていますが、日々多くの情報発信がされるため、個々の学生にとって必要な情報が埋もれてしまう可能性があることが懸念されていました。また、窓口に学生が訪れる場合、質問の内容があいまいなことが多く、職員が学生の疑問点や困りごとについて時間をかけて聞き出しながら対応することもしばしばです。現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、学生一人ひとりと直接会話をすることが難しく、ポータルサイトでの質問対応も即時には回答できない状況にあるなかで、学生が真に必要としている情報にすぐにたどりつき、あいまいな質問であっても質問候補を選択しながら、知りたい情報を得ることができる、そのような環境整備を目的としてAIチャットボットを導入しました。

事務窓口の密の回避
本学では9月24日(木)から後期の授業を開始しました。後期授業は、遠隔授業を基本としつつも、対面授業でなければ十分な効果が期待できない科目や、大学の施設を利用しないと学修できない科目については対面での授業が行われています。対面授業の一部再開により、窓口に訪れる学生が増えることが予想されますが、AIチャットボットで手元のデバイスから即時に質問できる環境を整えることにより、窓口が密になる状態を回避できると考えています。

業務の効率化
定型の質問に対してAIチャットボットが回答し、窓口対応の件数が減ることにより、本来時間をかけて相談すべき案件を抱える学生に対して、教職員が十分な時間をとって対応することができるようになります。また、窓口業務の効率化は職員が他の業務にあてる時間を増やす効果もあり、全体的な業務の効率化が進展することを期待しています。

システム概要
株式会社DTS WESTが自然言語処理を利用したAI FAQ ソリューション「kotosora」を本学向けにカスタマイズしました。特長として、①キーワード入力以外にもメニュー画面より知りたい質問を選択できること、①言葉のゆらぎ(日本語のさまざまな言い回し)に対応していること、③よくある質問がサジェスト表示されることの3点があります。

今後の運用について
「Ferris Chat」に入力のあったキーワードとその回答を分析し、学生からの声もヒアリングしながら、より学生が知りたい情報にアクセスできるよう、整備していきます。また本サービス導入によって前述の導入目的が達成されたかどうかの効果検証を行います。

Ferris Chat画面

スマホ版

PC版

 

【AI FAQ ソリューション「kotosora」についてのお問い合わせ】
株式会社 DTS WEST
〒604-8223 京都市中京区新町通錦小路下る小結棚町444京都四条新町ビル
TEL:075-231-5488
MAIL : ar_support@dtswest.co.jp (担当: 野山)

▼本件に関する問い合わせ先
企画・広報課
植村・粟原・敦賀
住所: 〒245-8650 横浜市泉区緑園4-5-3
TEL: 045-812-9624
FAX: 045-812-8395
E-mail: kikaku@ferris.ac.jp

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