2021年度学長メッセージ


(メッセージ本文)
学生の皆さん

2021年度が始まります。昨年度は本学としては、学生教職員の安全を最優先としつつ、学生一人ひとりの学修機会を確保すること、受験生にとって公正かつ安心できる受験環境を確保することを念頭に、手探りで取り組んできたところでありますが、皆さんにとっても、不安の中で困難な一年であったことと思います。そうした中にあって、新年度を共に迎えられることを喜びたいと思います。

新年度の授業は、「学長メッセージ~2021年度の授業方針について~」(2021年3月9日付)でお伝えしているとおり、「対面授業」を基本として行います。まだまだ様々な制約のある中ですが、落ち着いた学生生活を取り戻していきたいと願います。

さて、新しい年度がはじまりますが、キリスト教会の暦において大切な祝日「復活祭」(イースター)が、今年は4月4日の日曜日になります。復活祭とは、十字架に付けられて亡くなられたイエス・キリストが、よみがえられたことを祝うお祭りです。

聖書に記される、死から命へ、絶望や不安が希望へと変えられた出来事を祝う、キリスト教の大切なお祭りになります。
イエス・キリストの復活というのは、全ての人への希望のメッセージです。

私たちは現在、コロナ禍により未だ先の見通せない不安の中に置かれていますが、「キリスト教の信仰に基づく女子教育」を建学の精神に掲げる本学としては、イースターと同時に迎える2021年度が、希望に変えられる一年であることを信じて祈りつつ、皆さんお一人おひとりの学生生活が豊かなものとなるよう、教職員と共に歩んでまいりたいと思います。

フェリス女学院大学
学長 荒井真

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