2023年度フェリス女学院大学授業実施方針~学長メッセージ~

学生・教職員・保証人の皆様

 

厳しい寒さが続く中にも春の兆しを感じることができるような季節となってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、1月27日に政府の新型コロナウイルス感染症対策本部が、新型コロナウイルス感染症について、2023年5月8日より、現在の「2類相当」から季節性インフルエンザ等と同じ「5類」に移行する方針を決定しました。これは政府がコロナ対策に関して大きく舵を切ったことを示しています。

これに伴い、本学でも「新型コロナウイルス対策本部会議」を開催し、2023年度の授業実施方針について検討いたしました。本学の「2023年度新型コロナウイルス感染症対策にかかる基本方針」では「第5類感染症に分類または収束宣言」をもって「Level_0」とすることとし、5月8日以降は、全面的に対面授業に移行することを決定いたしました。

ただし5月7日までは、コロナ感染症がいまだ「2類相当」であることに鑑みて、4月1日~5月7日をWithコロナ/Afterコロナに向けた「Level_0移行期」と位置づけ、感染症対策を行いながら対面授業を実施していくことを併せて決定いたしました。

私は、2021年度後期に、「キャンパスは出会いの場」というメッセージを出して、キャンパスにおける対話の重要性、そして、それにより生じる新しい価値創造の大切さについて語りました。コロナ感染症が5類に引き下げられることを機に、キャンパスにおけるFace to Faceのふれあいと学びをさらに増やして、皆さんがキャンパスで新しい気付きを得ることができるようにしてまいります。

もちろん、このことはコロナ禍以前の授業運営に単純回帰することを意味するものではありません。コロナ禍での遠隔授業で得られた多くの知見を生かして、オンラインとする方が教育効果向上を期待できる授業については、オンラインを維持することも決定いたしました。

あわせて、学内での施設利用、授業以外の諸活動に関する運用なども随時検討しながら新年度に向けて学生を受け入れる準備を進めています。

コロナ禍が4年目を迎え、大きな転換点を迎えておりますが、キャンパスでの出会いや学びを広げるべく、引き続き、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

2023年2月20日
フェリス女学院大学
学長 荒井真

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