教員紹介・ゼミナール

准教授

環境教育学、比較教育学、持続可能な発展のための教育（ESD）

環境教育学、比較教育学、持続可能な発展のための教育（ESD）

複雑化・大規模化してきた環境問題の解決には、環境についての（about）教育だけでなく、社会や経済の側面も含めた、環境のための（for）教育が必要です。暮らしや消費の見直しからはじまり、将来のビジョンを社会全体で学びあう「持続可能な発展のための教育（Education for Sustainable Development：ESD）」を事例に、これからの時代に求められる教育を考えています。

2014年終了の「国連ESDの10年」のまとめの一つ、『持続可能な社会のための環境教育シリーズ：環境教育と開発教育』（筑波書房）では、対立する概念だった「環境」と「開発」を、教育の中で融合させようとする取り組みに注目し、私はこの中で、ドイツの学校と地域社会が協力して、持続可能な社会を創っていくための人材を育成している例を紹介しています。

「学社協働の担い手づくり～ドイツの事例に基づいて」阿部治・朝岡幸彦監修『持続可能な社会のための環境教育シリーズ［5］：環境教育と開発教育』（共著）筑波書房 2014

「ドイツにおけるESDの取組と展開」、阿部治・朝岡幸彦監修『持続可能な社会のための環境教育シリーズ［4］：ESD入門』（共著）筑波書房 2012

「グローバリゼーション下での地域発展における社会的格差是正への取り組みとESD実践の関係-ドイツにおける「持続可能な生徒企業」実践事例から-」（単著）『環境教育』第48号 2012

「公教育制度におけるESDの意義の考察―ドイツの『ESDコンピテンシー・モデル』」をめぐる議論と評価から」（単著）『環境教育』第44号 2010

1997年3月　東京都立大学大学院都市科学研究科　修士課程修了
2006年3月　東京大学大学院教育学研究科　修士課程修了

1997年3月　修士（都市科学）（東京都立大学）
2006年3月　修士（教育学）（東京大学）