留学・国際交流

公開2026年06月26日

CAになるには?応募条件・試験の流れ・学校選びを解説

「キャビンアテンダント(CA)になるには、特別な経歴や厳しい身長制限が必要なのでは」と感じている人は少なくありません。しかし実際には、専門学校・短大卒以上の学歴とTOEIC600点程度の英語力が基本的な条件で、それ以外の絶対的なハードルは意外と少ないのが現実です。 この記事では、CAになるための応募条件・採用試験の流れ・学校や学部の選び方を順に整理します。「漠然とした憧れ」を「具体的な目標」に変えるための進路ガイドとして活用してください。

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CAになるための基本的な条件

学歴と英語力

多くの航空会社が応募資格に定めているのは「専門学校・短大卒業以上」です。4年制大学の学位が有利に働く場面はありますが、専門学校や短大からも採用実績は十分にあります。重要なのは取得した学位よりも、在学中に磨いたスキルと人物としての印象です。

また、英語力の目安は会社によって異なります。国内大手(ANA・JAL)ではTOEIC 700〜800点以上が一つの基準とされており、LCCや外資系では600〜700点が目安になることが多いです。ただしスコアはあくまで書類選考の入口であり、面接では発音の明瞭さや自然なやりとりの力が直接評価されます。スコアの向上と並行して、実際に英語を話す機会を積み上げておくことが求められます。

身長・視力について

「身長160cm以上でないとCAになれない」という話を耳にすることがありますが、現在の多くの航空会社では絶対的な身長制限を設けていません。実際の基準は「客室内のオーバーヘッドビン(飛行機の客席頭上にある扉付きの収納棚 )を安全操作ができるか」という要件を満たせば良く、コンタクトレンズによる矯正視力が条件を満たせれば視力も問題ないケースがほとんどです。「条件が厳しくて自分には無理」と判断する前に、志望する会社の応募要件を公式サイトで直接確認することをお勧めします。

採用時の年齢と既卒・社会人の扱い

年齢の上限を設けていない会社が増えており、社会人経験を持つ既卒者の採用も活発です。接客・語学・チームワークの経験がある社会人は、入社後の即戦力として評価されることがあります。「一度は別の仕事に就いたが、やはりCAを目指したい」という場合も、現実的なルートとして開かれています。

採用試験のステップを把握する

エントリーシートで最初の壁を越える

採用プロセスはエントリーシート(ES)の書類選考から始まります。志望動機・自己PR・ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)・語学歴が主な記載項目です。

ここで問われるのは「なぜCAなのか」という動機の深さです。「飛行機が好き」「旅をしたい」は理由として弱く、安全管理・チームでの共同の経験・緊急時の冷静な判断力といった、仕事の本質に根ざしたエピソードを持っている人が通過しやすい傾向があります。採用担当者は毎年数千枚のESを読んでいます。どんな人物かが伝わる具体的な話と、そこから何を学んだかを簡潔にまとめることが重要です。

筆記・英語テストの対策

書類選考通過後は、適性検査(SPIなど)と英語テストが課されます。英語は語彙・読解・リスニングが中心で、TOEIC対策と内容が重なる部分が多いです。この段階で足をすくわれないよう、SPIの基礎と英語力を並行して準備しておくと安心です。

グループ選考で見られること

グループディスカッション(GD)やグループ面接では、発言の内容よりも姿勢・立ち居振る舞い・他者への関わり方が評価の中心になります。自分だけが目立とうとするのではなく、チームとして良い議論ができているかという視点で参加する姿勢が求められます。表情・視線・声のトーンも含めて、第三者からどう見えるかを意識することが練習の起点です。

個人面接と英語質疑

最終段階の個人面接は、日本語でのやりとりに加え、英語による質疑応答が含まれることがほとんどです。清潔感のある身だしなみ、落ち着いたマナー、自然な笑顔と穏やかな話し方という基本に加えて、突発的な質問にも動じない柔軟さが見られます。録画しながら繰り返す模擬面接が、第一印象を客観的に把握する最も効果的な練習法の一つです。

健康診断(航空身体検査)

内定後には航空身体検査が実施されます。心臓・肺・耳鼻咽喉・歯科を含む包括的な検査で、日常的な健康管理が求められます。受験を考えている段階から、生活習慣を整えておくことも準備の一部です。

大学・学部を選ぶ前に確認したいこと

英語を実際に「話せる」環境か

TOEIC対策だけでなく、実際に英語で話す機会がどれだけあるかが重要です。ネイティブ教員の授業数や、留学・海外研修プログラムの充実度は入学前に確認しておきたいポイントです。CA採用では英語以外に、中国語・韓国語などの第二言語が選考の差別化につながるケースもあります。

フェリス女学院大学では、英語インテンシブコース(週最大5コマ)と初習外国語インテンシブ・コース(週最大6コマ)が用意されており、どちらも実践的な語学力を在学中に身につけられます。韓国語・中国語・フランス語など初習外国語5言語も1年次から始められるため、英語以外の語学力も身につけることができます。

航空業界への就職支援、中身を見る

「航空業界に強い」という表現を掲げている学校は多くありますが、信頼できる情報は就職先の航空会社名と実績人数の明示です。在学中に航空会社のインターンシップへ参加できるか、模擬面接やグループディスカッション対策を受けられるかなど、支援の具体的な中身も合わせて確認することをお勧めします。

フェリス女学院大学では、3・4年次向けに模擬グループ面接やグループディスカッション対策講座を実施し、1・2年次のキャリアナビでは、「キャリアデザインマップ」を活用し、さまざまな業界の特徴や魅力を紹介するとともに、低学年のうちから取り組める準備について、わかりやすく学べる講座を実施しています。 

航空業界での実務経験を持つ教員による全3回シリーズの航空業界セミナーは特に人気で、面接対策やエントリーシート作成、業界研究など、現場に近い視点から航空業界の実態を学べる内容。

在学中にCA訓練を体験できる場があるか

学内の講義だけでなく、実際のCA訓練環境で学べる機会があるかどうかも着眼点の一つです。

フェリス女学院大学の「海外CA実習」は、韓国・富川大学と連携して、韓国のLCCが保有する実際のCA訓練設備を使った2週間のプログラムです。授業は現地講師が英語または韓国語で担当し、費用は授業料約20万円に諸経費7〜8万円程度です。英語力と航空業界への関心を同時に実地で磨ける機会として、航空業界志望の学生に活用されています。

「海外CA実習」の参加者報告会を実施しました

https://magazine.ferris.ac.jp/20251016/19694/

航空業界以外にも視野を広げておく

CA志望として準備を積む中で伸びる語学力・ホスピタリティ・チームワーク・コミュニケーション力は、航空業界以外でも広く評価されます。ホテルや旅行業界、外資系企業の顧客対応、国際協力の現場など、グローバルな仕事の多くに通じる力です。

「CA一本」に絞りすぎると選択肢が狭まります。CA採用の準備を積み上げながら、どの業界でも通用する人材になるという視点を持つことが、就活全体を安定させる考え方です。

オープンキャンパスで相談してみませんか?

大学選びの段階でCAや航空業界への就職支援について確認したいことがあれば、オープンキャンパスの個別相談が役立ちます。フェリス女学院大学では、各回のオープンキャンパスで教職員への個別相談ができます。「海外CA実習の費用や参加条件はどのくらいか」「航空業界への就職支援はどんな内容か」といった具体的な疑問を、その場で確かめてみてください。



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