留学・国際交流

公開2026年06月26日

大学留学にかかる費用はいくら?期間・行先別の相場と費用を抑える方法を解説

「留学してみたい」と思っても、費用のことを考えると一歩踏み出しにくい——そう感じている人は多いはずです。保護者の方も、「どれくらいかかるのか、見当がつかない」という不安を抱えることが多いです。 留学の費用は、行き先・期間・留学の種類によって大きく異なります。まず相場感を整理してから、費用を抑えるための具体的な方法を知ることが、留学を現実の選択肢にする第一歩です。

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大学留学の費用は何で決まるのか

留学費用は主に次の4つの要素で構成されます。

授業料(学費):留学先の大学に支払う費用。交換留学の場合、協定校の授業料が免除になるケースが多く、費用の中で最も抑えられる部分です。

生活費:宿舎・食費・通信費・交通費など、現地での日常的な出費。国によって物価が異なるため、行き先の選択が生活費に大きく影響します。

渡航費:往復の航空券代。渡航先や時期によってコストは変わりますが、円安局面では注意が必要です。

その他の準備費用:海外旅行保険・ビザ取得費用・現地での教材費など。こうした細かい費用の積み上がりが全体に響くこともあります。

この4つのうち、特に授業料は交換留学制度や奨学金制度を活用することで、大きく負担を抑えられる可能性があります。

留学の種類別・費用の目安

留学の形態によって費用感は大きく変わります。大学が提供する主なプログラムをもとに整理します。

短期プログラム(10日〜4週間)

もっとも手軽に参加できる形態です。大学が渡航・宿舎手配を行う海外短期研修の場合、費用は行き先や期間によりますが、2〜3週間で50〜100万円前後が目安のケースが多いです。

フェリス女学院大学では、夏季にアメリカ・ホープカレッジで3週間実施するELAP(イーラップ)プログラムがあり、費用概算は800,000円(航空券・授業料・宿泊費含む)です。交換留学へのステップとして位置づけられており、語学力に自信のない段階でも挑戦しやすい設計になっています。

なお、フェリスの海外短期研修では大学側が航空券と宿舎を手配します。危機管理講座も大学主催で実施するため、初めて海外に行く学生でも安心して参加できます。

セメスター留学(1学期・約3〜5か月)

交換留学より参加しやすい語学基準で、ニュージーランド・ハワイ・カナダへ1学期間留学する形態です。語学スコアの基準が交換留学より易しく、費用は行き先によって異なります。

留学先で修得した単位を卒業要件に算入できる「単位認定」制度があり、4年間での卒業が可能なことが大きなメリットです。

交換留学(1学期〜1年)

最も費用対効果が高い選択肢のひとつです。協定校の多くは授業料相互免除のため、留学先への授業料を別途払わずに済むケースが大半です。生活費・渡航費・保険料などが主なコストになります。

留学先の物価によっても生活費は変わりますが、東南アジア・韓国などアジア圏は欧米に比べて生活費が低い傾向があります。欧米・オセアニアは物価が高いため、生活費の準備をより厚めにする必要があります。

フェリス女学院大学は13か国22大学と交換留学協定を結んでおり、アジアから欧米まで幅広い選択肢があります。

こちらの留学も「単位認定」制度があるため、4年間での卒業を目指すことができます。

認定留学(協定校以外の大学・大学附属の語学学校)

自分で留学先を選ぶ形態です。協定校の交換留学とは異なり、留学先への授業料を自己負担することが多いため、費用は高くなる傾向があります。ただし、行き先の自由度が最も高く、学びたい内容や環境に合わせて選べるのがメリットです。

こちらの留学も「単位認定」制度があるため、4年間での卒業を目指すことができます。

費用を抑えるための現実的な方法

留学費用を減らすには、「使える制度を使い切る」ことが重要です。主な手段を整理します。

奨学金を組み合わせて使う

給付型(返還不要)の奨学金は、複数の制度が存在します。主なものを確認しておきましょう。

JASSO海外留学支援制度は、文部科学省が所管する給付型奨学金です。月額9〜11万円に渡航支援金が加わります。フェリスでは韓国やアメリカへの交換留学時に対象となるケースもあります(2026年度現在)。

トビタテ!留学JAPANは、官民協働の返還不要の奨学金で、月額12〜16万円と準備金が支給されます。交換留学・認定留学・休学留学が対象です。

大学独自の奨学金も確認が必要です。フェリス女学院大学には複数の給付型奨学金があります。派遣留学生奨学金I(学納金の1/4〜全額相当を給付)、派遣留学生奨学金II(2〜8万円)に加え、英語圏への交換留学でGPA3.00以上の学生を対象とした榎本HY奨学金(最大300万円)があります。

これらの制度は、大学の選考を通じて申請するものが多く、早めの情報収集が鍵になります。

交換留学の「授業料相互免除」を最大限に使う

交換留学の最大のコストメリットは、協定校では多くの場合に現地の授業料が免除になる点です。つまり、在籍大学の学納金だけで留学できます。

フェリスの協定校への交換留学では、一部の大学を除き、現地の授業料が免除されます。授業料の相互免除が適用されない大学へ留学する場合も、フェリスの授業料を減額・免除する奨学金制度が用意されており、同程度の経済的サポートを受けることが可能です。

アジア圏への留学は生活費の負担が比較的小さく、留学費用を抑えながら充実した留学経験を積むことが可能です。

4年間で卒業することで余分な費用を防ぐ

見落とされやすいコスト削減の視点が、「4年間で卒業できるかどうか」です。

留学中に取得した単位が認定されない、あるいは休学扱いになる場合、5年目の学費と生活費が発生します。これが留学費用の実質的な負担を大きくします。

フェリス女学院大学では、すべての長期プログラムで4年間での卒業が可能です(4年次後期に留学期間がかかる場合を除く)。留学期間がフェリスでの在学期間としてカウントされ、帰国後の単位認定制度により留学時に取得した単位を認定できるため、余分な学費・生活費が発生しにくい設計になっています。

「留学費用そのもの」だけでなく「留学によって増える学年数のコスト」まで含めて考えると、4年間で卒業できる大学のサポート体制は重要な判断材料になります。

「費用」だけで判断しない——留学の価値をどう考えるか

留学の費用は、確かに大きな投資です。しかし、費用の大小だけで留学の価値を評価することには限界があります。

語学力の向上はもちろん、異なる文化・価値観の中で自立して生活した経験、海外の人的ネットワーク、予想外の問題を自力で解決する力——こうした力は、就職後のキャリアで長く活かすことが可能です。

企業の採用担当者の間では、「留学経験があること」よりも「留学で何を学び、何を変えたか」が評価されるという声が多くなっています。海外に留学するという自己投資(費用・時間)が、就職活動においてどのように実を結ぶ(還元される)のかは、どう留学するかにかかっています。

大学が提供するサポート体制——奨学金の充実度・単位認定の柔軟さ・留学を考え始めるところから留学終了までのフォロー体制——は、その経験を深めるための重要な条件です。

留学を選択肢として考えるなら

留学を検討するにあたって、まず確認したいのは「行きたい時期・期間・目的」を大まかに絞ることです。それが決まれば、かかる費用の目安も自然と見えてきます。

フェリス女学院大学では、10日間程度の短期研修だけでも「海外語学実習」、語学力向上を第一の目的としない「海外現地実習」(インドネシア、ベトナム、キリバス、イタリア)、「海外CA(キャビンアテンダント)実習」など13種類以上のプログラムがあります。半年~1年間の交換留学まで、学生が探究したいテーマ、伸ばしたいスキル別に参加することができます。


2025年度海外現地実習(ベトナム)を実施しました!

https://magazine.ferris.ac.jp/20260501/20398/


返還不要(給付型)の独自奨学金や、交換留学時の学費免除制度、4年間での卒業を可能にする単位認定の仕組みを組み合わせることで、費用の不安を減らしながら留学の質を高めることができます。)

オープンキャンパスで相談してみませんか?

留学の費用や制度については、情報量が多いぶん、自分一人で整理しきれないこともあります。フェリス女学院大学のオープンキャンパスでは、留学プログラムの相談コーナーを設けて経験豊富な国際課のスタッフが毎回ご質問をお待ちしています。実際のプログラム内容や奨学金の手続きについても具体的に知ることができます。また個別相談にも対応しているため、「自分のケースでいくらかかるか」「どの奨学金が使えるか」といった踏み込んだ質問を直接担当者に聞ける機会として活用できます。

留学を「いつか」ではなく「いつ・どこへ・どんな形で」という具体的な話として考え始めるきっかけとして、まずオープンキャンパスに参加して、なんでも相談してみてください。

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