文学部コミュニケーション学科の「一般入試(C日程)」においては、事前に大まかなテーマとそれに関わる参考文献等を紹介し、試験当日に出題される、より具体的なテーマについて小論文を作成する試験を行います。2023年度は、下記のテーマで試験を行うことになりました。あわせて、テーマに関連した参考文献等を紹介します。

出題範囲・テーマ


 テーマは「家族のありよう」についてです。日本の家族といえばかつての典型例は、おじいちゃん、おばあちゃん、その子ども夫婦、その夫婦の子ども(孫)たちから構成されているような3世代家族でした。しかし現在では、家族構成のパターンも家族の人数も大きく変容していることは、メディアでしばしば目にする国民生活基礎調査や国政調査などのデータを通じて話題になっているとおりです。日本の近未来や将来の労働力、税収、福祉など、私たちのあらゆる「生き方」を左右する政策と深くかかわるからに他なりません。

 遠藤達哉『SPY×FAMILY』(集英社・ジャンプコミックス)は、諜報員の父親、殺し屋の母親、超能力者の娘という3人の家族が登場する、人気のコミックス(マンガ単行本)です。

https://www.shonenjump.com/j/rensai/list/spyfamily.html


 『SPY×FAMILY』はアニメーションにもなり、放送第1クールのオープニング曲は男性4人組バンドOfficial髭男dism(ヒゲダン)の『ミックスナッツ』で、YouTubeにおいてミュージックビデオ(MV)として公開されており、以下の公式サイトで視聴することができます。

https://www.youtube.com/watch?v=CbH2F0kXgTY


 また、同アニメのエンディング曲は星野源の『喜劇』で、YouTubeにおけるMVを以下の公式サイトで視聴することができます。

https://www.youtube.com/watch?v=D_Oyplmhhv0


 MVの2曲は、メロディーやリズムも対照的で、『ミックスナッツ』では父と母と娘という家族とおぼしき3人が描かれ、『喜劇』ではぬいぐるみの怪獣たちとの暮らしが描かれ、もちろん両者の歌詞内容も異なるのですが、不思議な共通性がありそうです。

 遠藤達哉『SPY×FAMILY[第1巻]』(集英社・ジャンプコミックス)のコミックス、Official髭男dism(ヒゲダン)『ミックスナッツ』、星野源『喜劇』のMVの3作品から、現在とこれからの「家族のありよう」について考えをめぐらせておいてください。

公開日:2022年12月02日

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