自分の考えは絶対ではない 多様な見方や文化があることを受け入れ柔軟な学びを
グローバル化する社会と政治経済は、格差社会や移民、ジェンダー問題をはじめ日常のさまざまな事柄と密接に関わり合っています。例えば、先進国において移民は主に労働力として受け入れられ経済発展につながりますが、個々の生活や文化の面で摩擦が起きることも。ゼミではこうした国際経済の発展に伴うあらゆる問題を取り上げ、全体像を理解し、どう改善すべきかを議論します。
ただし、問題は複雑に絡み合い、簡単には解決できないものばかりです。その複雑さを理解した上で問題の本当の原因はどこにあるのかを探り、多様な視点を受け入れ、最善策を考えること。その力を養うことで、学生の皆さんには変化する世の中に対応していってほしいのです。
多くの人にとって、政治や経済は遠い話や難しい話のように感じられるかもしれません。しかし、いつも使っている日用品などもグローバル化する社会と政治経済に関わっています。その関わり合いについて、まずは身近なところから興味を持ってほしいと思います。