マーケティングとの出会い
1年生の頃は、正直なところまだ「これをやりたい」という明確な目標はなく、なんとなく授業を受けていました。そんな私にとって、大きな転機になったのが2年生のときに履修した「マーケティング論」です。
授業で理論や事例を学ぶうちに、学んだことを実際の場で試してみたいと考えるようになりました。そこで友人と2人でマーケティング研究会を立ち上げ、顧問の先生を二木先生にお願いしたところ、その場で快諾していただきました。
とはいえ、設立当初は実績もなく、実際に活動していたのは私と友人の2人だけ。「0を1にする」こと、まっさらな状態から実績を積み上げていくことの難しさを、身をもって実感することになりました。
マーケティングは、思っていたよりずっと泥臭かった
研究会では、先生のつてでご紹介いただいたご縁から、とある舞台の若年層集客プロジェクトに取り組みました。誕生日サプライズとして「誘う側」の心理を設計した企画や、劇場前をその世界観に見立てたイベント案など、ファンの気持ちに寄り添ったアイデアを提案しました。およそ半年のあいだ、中間発表や打ち合わせを重ねるなかで、「その根拠は?」「本当にターゲットは来てくれる?」といった問いを何度も投げかけられました。授業ではワクワクするアイデアを出せば評価される場面も多かったのですが、社会ではそれだけでは通用しないことを痛感しました。
自分たちでアンケートを作成してデータを集め、仮説を検証しながら提案を磨いていく。華やかでスマートなイメージを抱いていたマーケティングが、実はとても泥臭い仕事だという現実を知ったことは、大きな学びでした。
この経験をきっかけに、マーケティング関連科目に加えてキャリア形成科目も積極的に履修するようになり、社会での実践を意識した学びへとシフトしていきました。
悩んだときに頼りたくなる先生の存在
就職活動や将来の進路に悩んだとき、私が最初に頼りたくなるのは二木先生です。
先生からいただいた言葉をそのまま受け入れるのではなく、自分の中で整理し、考え直してから選択していくうちに、自分で決断する力が少しずつ育ってきたと感じています。
就活で壁にぶつかったときも、「お時間よろしいですか」と声をかけると、お忙しいなかでも丁寧に向き合ってくださいました。いつも「こんな見方もあるかもしれないね」と、新しい視点を示してくださるおかげで、ものごとをより広い視野で捉えられるようになりました。
マーケティング研究会で培った「相手の立場に立って考える力」を生かして、卒業後は金融業界の現場で新しい一歩を踏み出すつもりです。フェリスでの学びや出会いが、これからのキャリアの土台になっていくと感じています。