副専攻制度

全学部学科横断型の
「副専攻制度」
「新しい時代を切り拓く女性」を150年以上にわたって育ててきたフェリス女学院大学では、2023年度から、全学部学科横断型の「副専攻制度」を導入しました。既存の3学部5学科の学びに加えて、「ジェンダーとキャリア」「デザインと表現」「データサイエンス」の3つの副専攻を設置し、体系化したカリキュラムを構成。各領域の学びがもたらす成長を可視化します。さらに、2025年度からは新たに「音楽」の副専攻が加わり、選択肢が広がります。
リベラル・アーツを体現する新たな制度を通じて、これからの時代を生き抜くために欠かせないスキルを養い、自分の可能性を広げてください。
副専攻修了者には「修了証」を発行。副専攻の履修によって得た成果を証明し、就職活動に役立ててもらうことをめざします。主専攻の学びと副専攻の学びを組み合わせることで育まれる実践的なスキルは、社会の至る場所で活用が見込めるので、キャリアを考える上でも大きな助けになるでしょう。
デザインと表現
学びのコンセプト
こだわりのファッション、お気に入りのデザインなど、日常生活・社会生活に溢れるデザインや表現。これらは見て、使って、聴いて、楽しむものであると同時に、「感性」と「論理」を組み合わせることで多様かつ複雑な社会課題を解決する重要な「役割」を担っています。
「デザインと表現」では、私たちの生活にとって「デザインすること」「表現すること」が持つ意義を知り、ファッションやメディア・アート、執筆・編集行為から音楽・映像制作、そして SNS による情報発信まで、多彩な表現手段を探究。言語化しにくい課題を新しい視点で捉え、解決するための新しい発想やツールを生み出すとともに、その取り組みを社会に発信することを可能にします。

学びの内容・構成
「ベース科目」を通して、「デザインと表現」に関する基礎知識を修得。さらに「5つのエリア」および「芸術史・デザイン史科目」を通じて、私たちの身の回りで重要な役割を果たしている様々な表現手段について多角的に学びを深めます。
ベース科目
- デザインと表現—デザインとは?表現とは? ※
- デザイン概論
- 音楽とクリエーション入門
- ことばとデザイン
- 美術芸術論(集中講義)
※「デザインと表現—デザインとは?表現とは?」
デザイン論、デザイン史、表象文化論の基礎(専任教員によるオムニバス形式)+外部講師による講義を実施します。
外部講師:グラフィックデザイナー、広告代理店、学芸員、画廊スタッフ、バイヤー、コレクターなど
5つのエリア
執筆・編集、 映像制作、プログラミングや3Dプリンターを用いたものづくりなど、実践的に学べる科目を数多く用意。作品に応じて、個人やグループといった幅広い規模で制作に挑戦できます。
Ⅰ.ファッション、スペース
- ファッションデザイン論
- 都市生活の空間デザイン 他
Ⅱ. メディア、プロダクト
- メディア・デザイン
- Digital Fabrication Lab. 他
Ⅲ. グラフィック、エディトリアル
- マルチメディア制作I(CG・DTP編集)
- 編集デザインスキル 他
Ⅳ. コミュニケーション、ビジネス
- コピーライティング演習
- 声の表現2(アナウンス) 他
Ⅴ. サウンド、ビジュアル
- アニメ・ゲーム音楽の制作技法
- コンピュータ音楽制作 他
芸術・デザイン史科目
- 欧米芸術入門
- 日本伝統文化論
コースマップ
デザインと表現(20単位) ※ | ||||||
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ベース科目 (6単位) |
「5つのエリア科目群 I~ V」+「美術史・建築史・デザイン史科目」(14単位) | |||||
I. ファッション,スペース (2単位以上) |
II. メディア,プロダクト (2単位以上) |
III. グラフィック,エディトリアル (2単位以上) |
IV. コミュニケーション,ビジネス (2単位以上) |
V. サウンド,ビジュアル (2単位以上) |
芸術史・デザイン史科目 |
※CLAコア科目及び各学科専門科目で構成。その他、副専攻終了要件とは別に推奨科目を定める。